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多分ゾーンだったのだと思います。

先日、喫茶店で、会心の出来であろうヘンテコな文章が書けたと喜んでいた。

喜んだその日は忙しかった。
図書館に本を返し、昼食を食べ、食料品を買い、帰宅後はリングフィットで追い込み、夕食を作る予定だった。

だが、洗濯物を干すやら、子供の宿題を見るなどし、昼過ぎまで自宅から出ることができず、すっかりうんざりぐったりしていた。
仕方ないのでマハラージャンや、岡崎体育に水曜日のカンパネラなどを聞いて、気がついたらゾーンに入った状態だった、と思う。

ゾーンに入った瞬間、というのはなんとなくだが分かる。
どこか心が浮いた感じがし、足も若干地面についていない感覚がある。
それよりもキュイーンと視野が狭くなる感じだろうか。ゾーンに入るととにかく自分が注視していた音楽と思考しか頭に入っていかないのがよくわかる。

本来ならゾーンに入った時点で、さらに制作意欲も高まった時点で、ぐわっと創作に入るべきだったのが、その日の予定がそうさせなかった。
図書館で本を返しつつ、図書カードの更新手続きをした後は、好き勝手本を読み読み借り借り。
その後は喫茶店で色々食べつつで、端的に言って色々むしゃくしゃしていたワケなのだが、それでもゾーン状態は継続していた。

不思議な感覚だった。
魂と肉体がちょっと距離を置いているのだ。
確実に魂はゾーン側にいて、魂はずっと物語を考えていた。
↓この時に書いた話はこちら↓

魂はゾーン側にいるのに対し、意志を持った肉体は、ご飯を食べながら人間観察をしていた。
向かって左のノートパソコンと戦っている若い女性は、ありがちな感じで終始無言、丸メガネのロングヘアだった。
向かって左の同世代の女性グループ客は、でかいサンドイッチをほおばる私を完全に見下し、互いの知り合いかどうか探っている。こっちみんな、と思った。
知っている顔は誰もいなくて、ちょっとだけほっとしながらクソげんなりした。

そんな状況のなか、ゾーンが継続することに驚いた。
書こう。
そう思って書いた。
真向かいの若い女性も何か書いてるに違いない。
そう妄想し、私の頭の中ににょきりと湧いた木村を描写していった。

最近よく使う音楽ツールといえばもっぱら

YouTube

でして、YouTubeが勝手にオススメしてくれるものを垂れ流していたら、いつしか木村は下着に興味を持っていたのです。

マハラージャン様
(歯ブラシで磨こう!!!)




岡崎体育さん
(こんなおっさんになりたい)


(実はこんなオタクにもなりたい)

私ら世代には懐かしいORANGE RANGE
(ひたすらに寿司です。いい)


などなどひたすらにループさせてたわけですよ。
そりゃあ途中マハラージャン様が、歯ブラシで便器磨いたモンだから楽しくなっちゃいましたが。


だからってあんな酷いものは書けないだろう、というのは我が夫の意見だけど、すべてはおんどさんのせい!!って反論したかった。

けどやめた。
だって木村さんが変態なのは、変な話とか変な歌詞書ける人はいたって真面目で普通、っていう定説を証明したいだけだったからだ。

世の中さ、綺麗事ばっか書く人は、心の中が荒みきってるから、こんなユートピア夢みてぇーだなそんなんあるかクソが!!!
と思って書いてるんだと思いました。

だからファンキーなんだよね、きっと。
僕らしくあるためには、常識では法を犯しちゃまずいんだけど、でもやっちゃうのが彼らの性。
もう荒んでないで澄み切った風呂にでも入ればいいのに。

あの文章には、みんな人にはいえない苦悩があって、お互いに支え合っているということが書きたくて書きました。
そう思って理解してもらえると嬉しいですが、やっぱりこの曲のせいかもしれません。


※金太、マカオについてよかったね。

YouTube怖いわ。まんまとハマったわ。
AIに利用されて、そのうちリアルマトリックスになりそう。


あっ、あとイルカセラピー受けてた。
忘れてた。

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