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新卒で初任給をもらい「これっぽっちか・・・」と思ったあなたに聞いてほしい話

どうも、ボルゾイです。

先日、わたしの後輩が初めての給料、いわゆる「初任給」をもらいました。

税金が引かれていて、手取りが17万程度。それを知った後輩は「なんでこれっぽっちなの?こんなの少なすぎるよ」と嘆いていたのです。

わたしもその意見には同意です。ですが、それと同時に思うこともあったのでこちらのnoteに記します。

タイトルに新卒とありますが、給料をもらって働くサラリーマンの方には発見がある内容になっています。

目次を見て一つでも「ん?これはどういう意味なんだろう」と引っかかった方は読み進めてください。きっと新しい発見があるはずです。

お金は空から降ってくるものではない

これは大前提ですが、お金は自然に生まれるものではないんです。

誰かが大なり小なりリスクをとって会社を興し、人を雇い、製品やサービスを提供し、売上をたてることでお金が発生します。

その売上の中から、設備(パソコンやサービス提供に必要な器具)のお金、営業するための広告費、交通費、オフィスの家賃、税金、そして「社員」の給料が払われているのです。

天からお金は降ってくるものではなく、誰かが額や脳に汗をかいて生み出したもの。それをあたまの片隅に置いてくださるとうれしいです。

あなたを雇うことは会社にとって投資

では、入って知識や経験もないあなたに会社がいきなり「初年度から売上300万作り出せ!」と言うでしょうか?

それはおそらくNOでしょう。

新卒採用の目的は「いますぐ働ける人材を採る」ことではなく、「会社の色に染めることの出来る若者」を採ることだからです。

あなたは株式と同じようなもので、上がるか下がるかわかりません。

業務が肌にあわない。上司や同僚との人間関係がうまくいかない。やりたいことが見つかった。これらの理由であなたは会社を去るかもしれません。

それでも会社はあなたが居続けると信じて、あなたに決してポンと出せるわけではない額を投入しているんです。

だからといって過剰にありがたがる必要はない

いままで色々聞いてみて、どう思われましたか?

「そんなにお金や人が関わっているなんて知らなかった」
「なんだか会社ってありがたい存在なのかもしれない」
「もうやめたいと思ってたけど、それって身勝手なのかも」

こう思われる方も、いらっしゃるかもしれません。ですが、安心してください。

会社に対して不必要に負い目を感じる必要は全くありません。

いままで言った会社がやったことは、すべて会社側が勝手にやっているにすぎません。

会社が、自社の売上や規模を拡大するために、出来るだけコストを絞って若い人間という労働力を得ようとしているだけです。

相手もそんなすぐに回収できるとは思っていないですし、もし入社してすぐに「おまえを雇うのにどんだけかかったと思っているんだ!」とか言われたら秒で辞めましょう。

仕事は無限にあるので、もっと良い職場に移ることをおすすめします。

給料はもらうものではない

わたしは昔、両親に「給料を頂いているんだから、会社を悪く言うものじゃない」と言われました。

ですが、こういった考えはそもそも間違っています。

なぜなら給料や仕事は「もらうもの」ではなく「自分でつくっていくもの」だからです。

営業なら商品やサービスを提供し売上をあげる。

事務なら適切に書類を処理し、マニュアルを作成してかかるコストを削減する。

売る商品やサービスを増やす、商品やサービスを増やすための機会を創出する、かかるはずだったコストを削減する。これらの活動を行うことで会社に貢献し仕事を作っていく。

その対価として顧客に満足して頂き、おかねをいただく。仕事はこういった流れでまわっています。

給料はあなたが生み出した価値の対価として当然もらうものであり、その額は現時点であなたが生み出した価値の指標にすぎないのです。

さいごに

以上が、初任給についての話でした。まとめると以下のとおりです。

○お金は空から降ってくるものではない
 →給料は人が売上を作ることで払われるものです
○あなたを雇うことは会社にとって投資
 →いつかお金を生み出すと信じてお金を払っている
○だからといって過剰にありがたがる必要はない
 →上記は会社が勝手にやっていることで、必要以上に気負わなくていい
○給料はもらうものではない
 →仕事は降ってくるものではなく、自分でつくるもの

給料はあなたの仕事を図る客観的な尺度のひとつです。少ないと嘆くなら、取れる選択肢は3つです。

①より仕事を極め社内での自分の価値を高めていく
②働いた分だけもらえる成果主義の企業に転職する
③自分で副業なり起業するなりして、ビジネスをする

取れる手段は上の3つのみで、裏技はほぼありません。甘い話にはのせられないようにしてください。

給料はあなたの仕事の対価。それ以上でもそれ以下でもありません。

価値を提供し、それが帰ってくる。そういうシビアな世界に足を踏み入れている自覚を持つだけで、あなたは周りのビジネスパーソンとはもう見てる世界が違います。

あしたもお仕事がんばってください。がんばるあなたを応援しています。

私のnoteでは「昨日よりもより良い自分へ」をコンセプトに仕事や健康、人生に役立つ情報を発信しています。

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では、また次の記事でお会いしましょう。


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