仕事が出来るビジネスマンが必ず持つ能力、未来予知について

仕事が出来るビジネスマン

この言葉を見て、どのような単語が浮かぶでしょうか

"売上を創ることが出来る"
"取引先との関係を構築出来る"
"ロジ周りの処理が巧み"

色々ありますが、仕事が出来るビジネスマンの方が持っている能力で共通しているのは「未来予知」です。

未来予知が出来るから、取引をクローズさせるための行動を取ることができ、取引先との関係を良好に保ち、ロジ周りを完璧に処理出来るわけです。

ビジネスを円滑にすすめる上で大事な能力、未来予知について話していきます。

未来予知とは?

文字通り、未来を事前に予知する能力です。

スピリチュアルでもなんでもなく、未来は予知出来ます。

例えば、資料作成を頼まれたとします。

上司「これ、○○な感じで作っておいて。5日後までに」
私 「わかりました」

さあ、資料に取り掛かるぞ。
と、ここでそのまま資料に取り掛かろうとしたら、死にます。

資料作成を長年やっている方は、この1コミュニケーションで、私の死を予知出来るんです。

なぜかというと、資料作成に必要な情報がほぼ皆無だからです。

「どういう目的で」
「どういったフォーマットで」
「どのレベルの優先度で」

こういった要素がすべて空白なので、予知が出来る人は不足要素を質問して補います。

予知とは、自身の行動によって起こる未来を想像する力です。

想像の中で起こりうる最悪の未来を避けるため、事前に手を打つ。すると、未来が軌道修正され失敗を回避できます。

未来予知が出来ない人間は損をし続ける

仕事が出来ない人は、未来予知の能力が欠如していることが多いです。

例えば、先程の例で未来予知ができないと

「どういう目的で」
→まったく違う方向性の資料を作り、締切寸前で全リテイク。時間を浪費し、何も完成せず評価が下がる
「どういったフォーマットで」
→EXCELで創るべき資料をPowerPointで作り、同上。
「どのレベルの優先度で」
→優先度が低いはずの資料作成に時間をかけすぎてしまい、他の優先度が高い作業を放置。こちらが完成しても評価は下る。

こんなふうに、評価が下がります。

評価が下がると、実力以下に見られると同時に、監視やチェックの目が厳しくなるため、より評価が下がりにくくなる負のスパイラルが発生。

どんどん割を食ってしまうポジションへ追われてしまいます。

仕事ができない人間は、営利団体である企業では存在価値が無に等しいため、居心地も悪くなり、転職や退職をするしかなくなってしまうでしょう。

自身を守るためにも、未来予知の能力を磨くのが必要なのです。

未来予知をするコツ

ですが、安心してください。未来を予知するコツがあります。

コツは、目の前で起こった出来事の未来を複数想像してみることです。

未来を予知する人の思考
■パターン1
資料を今から作成する→方向性、フォーマット、優先度がわからないまま作り、死亡

■パターン2
資料を今から作成する→方向性等がわからないので質問をする→適切な方向性、フォーマット、優先度を知り資料を作成。事故を未然に防ぐ

■パターン3
資料作成自体の優先度を質問し、そもそもこの資料は自身が作るべきものなのかを問う

このように、複数の未来を想像してみましょう。未来を想像することにより、最悪の未来を回避するだけでなく、新しい選択肢を取ることが出来るのです。

おわりに

未来予知ができないと、出来事は言葉通りの意味で取ることしか出来ず、未来とつなげることが出来ません。

言われた事以上のなにかを相手に提供することが出来ないため、どれだけ仕事量が増えても作業者で終わってしまいます。

複数の未来を想像し、常に相手の行動を予想・先回りする癖をつけ仕事を円滑に進めていきましょう。

そうすることで自然と仕事の能力は高まり、会社というコミュニティの中では希少価値の高い存在になれます。

未来を予知し、最良の結果へ自身の手で軌道修正していきましょう。



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