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秋川 美鈴
2021年2月11日 23:38
N駅の向こう側暗闇の芯に走りこむ車両車内で高校の制服を着た私が20代の母と言葉を交わす夢途切れて足元が重いのは君だったか小さな頭をそっと撫ぜるこちらとあちらの世界の間に庭園があるとしてごらん水を集める石盤に集まる雫が広がって浮ぶスイレンの花びらに風が触れる星の賑わいが静まり返るそんな夜私の不安は音楽のよう大きく小さく