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好きだよ

泣いてばかりの日々はいつ終わりがくるのだろう。少し前まではこんな人間じゃなかった。1人でも平気だったしむしろ1人を好んでいろいろな選択をしてきた。他の人なんてどうでもよかった。でも今はどうしても失いたくない関係のために毎日心が傷んで悲しくて寂しくて泣いている。続かないかもしれない、と、初めて分かってしまった。知ってしまった。今繋いでいる手がいつまでもここにある訳では無いということ、気持ちよりも環境が人間の関係性に優先されるということ、想いの重さが等しいとは限らないということ。どうして今気づいてしまったのか、どうして今まで気づけなかったのか。また新しい後悔が今日の涙を生成する。それでも大丈夫だと思っていたのは自分だけだった。この気持ちがあれば、いくら離れていても想い続けられる自信が私にはあった。一緒にいるということは、お互いがそうであるという前提が必要で、今のところそれが満たされてはいないということを今日その顔をみて分かってしまった。まだ時間はある。隣にもいられる。だからせめて忘れたくない。何一つ、絶対に、忘れたくない。忘れたくない。忘れたくない。ああほら、こうやって言葉に書き出すだけでまた泣いている。泣いている時は自分の全部つかって相手のことだけを考えられるから幸せなのかもしれない。それなら許されるかな。泣く、泣く、泣く


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