人間なんてこんなもん 情緒不安定

人間なんてこんなもん 情緒不安定

最近の記事

晴れた。晴れた晴れた晴れた。空は夏らしいもくもくとした雲で覆われているが、今日は、晴れだ。情緒不安定上等、幸せな時は天気なんて変えたっていい。やっと、泣き続きの空が終わりそうだ。隣にいたのに今まで話さなかったこと、真っ暗だと思っていた将来のこと、お互い伝わらないだろうと仮定していた一つ一つの嘘が引っ掛けていた糸が解けたみたいな ずっと言語化できなかった私の負の感情、自分自身すら迷子だったのに、彼は綺麗に言葉にした。まさか絶対に届かないと思っていたのに、やっぱり最後には助けに来

    • アボカドタルタル

      起きたら気分が悪くなるような嫌な夢ばかり見ている。今日もまたそんな夢を見て、その夢の中でもまた夢を見ていた。目が覚めた夢の中の私を、彼はぎゅってしてくれて、本当に起きた時に一応聞いてみたらどうやらそれは夢じゃなかったらしい。そういうところが好きだよ。体は汗でじっとりとしていた。19:00からのミーティングに間に合うようなんとか起き上がったのに、zoomが全然繋がらない。会議中も30秒おきに切れて繋がってを繰り返す。人間の関係みたいだなと思った。先輩に聞いたレシピを試したいと言

      • 帰りの電車で

        今日は暑い。祭りの熱気が街全体を覆っていて、逃げたくても体内に入り込んでくる気持ちの悪い暑さだ。コンクリートの上を何時間も踊り続けたせいで足の裏がじりじりと痛い。汗ばんだ指先が画面の上を汚く滑る。サブスクのアプリを開く。同期の打ち上げを電車の時間を理由に断って、暗い夜道をひとりで歩いている。なんだか心がからっぽで穴が空いているような気分で、無理やりにでも埋めてくれる音楽が聴きたいと思った。この、片思いしているような気分は何なのだろう。とても辛くて、苦しい。キラキラしている人も

        • 好きだよ

          泣いてばかりの日々はいつ終わりがくるのだろう。少し前まではこんな人間じゃなかった。1人でも平気だったしむしろ1人を好んでいろいろな選択をしてきた。他の人なんてどうでもよかった。でも今はどうしても失いたくない関係のために毎日心が傷んで悲しくて寂しくて泣いている。続かないかもしれない、と、初めて分かってしまった。知ってしまった。今繋いでいる手がいつまでもここにある訳では無いということ、気持ちよりも環境が人間の関係性に優先されるということ、想いの重さが等しいとは限らないということ。

          =幸せ になるように

          今朝の涙はなんだったのだろう。朝起きて、ハグをして、おはよって言って、ここまではよかった。ご飯食べよっかって久しぶりに頭を撫でてもらった途端にじわってきた。それからぼろぼろ止まらなくなってしまった。彼は何も言わないでずっとぎゅってしてくれて、ときどき私の涙を拭って、またぎゅってしてを繰り返してくれた。その優しさがまた泣けてきて、泣いた。悲しいとも違う、心配とも違う、漠然とした寂しさをここ最近ずっと感じていた。感じる度に自分のことは嫌になり、そんな自分から彼が離れていかないだろ

          =幸せ になるように

          心あったまる話

          常総線で、向かいに座っていた年配のご夫婦。 2人で1枚の何かのチラシを見て、おじいちゃんの方がすごく楽しそうに話して、おばあちゃんがうんうんってまた楽しそうに聞いていて、なんか泣きそうになった。

          心あったまる話

          First Date

          半年前に自然消滅した元バンドメンバーが、新しいバンドでライブしてる写真をインスタにあげてた。あれから一切連絡は取れてなくて、なんか最近3人で楽しかった頃の夢をよく見るようになって、元気かな、まだちゃんと音楽続けてるだろうか、きっといろいろ変わっちゃってるんだろうなとかかんがえてたけど。何も変わってなかった。服はちょっとロックになってたけど、髪型も、いたずらっぽく笑う顔も、フレット抑える手の形もあの頃のりょうくんのまんまだった。上手くなったらいいやつ買うんだって使ってた初心者セ

          First Date

          久しぶりじゃん

          久しぶりにここの存在を思い出した。過去の記事が特定の1人に対する文章ばかりで、我ながらばかだなーと思った。その人がこの記事たちを読む可能性は限りなくゼロに近いからまあいいんだけど、私はちゃんと前に進めてることが確認できて嬉しかった。これ以上ないと思ってた人を、飛び越えてきてくれた人に出会った。おかげでずーっと取り憑かれてた過去(=君(?)って言っていいのか)がより汚れて見えていい感じだ。この前本当に久しぶりに、他の人の投稿で顔をみた。なんとも思わなかった。1ミリも心動かなかっ

          久しぶりじゃん

          一生ばいばい!

          とびきりの歌詞を書いてやろうと思った。嫌でも耳に残る曲を作ってやろうと思った。汚くていいから、嫌われてもいいから、とにかくこっちを見て欲しかった。そんな君だけに向けた承認欲求も、顔を合わせなくなれば当然薄れていった。その程度の恋だったと、やっと初めて自覚した。それなのに私は、触れてはいけない青を押してしまった。また一つ君を求めてしまった。そして彼もそれを受け入れた。こういうお互いに1歩も譲らないずるさと意思の弱さはあの頃から一つも変わっていない。反対方向に逃げたって、気づけば

          一生ばいばい!

          恋とは

          あの日一番の正解は 恋とはそういうものだと 知ってしまえたことだ あの日一番の間違いは 恋とはそういうものだと 君に教わってしまったことだ

          恋とは

          関東鉄道常総線

          大学生活が始まってもうすぐ1ヶ月が経つ。もう18なんだし、多少の環境の変化くらいなんてことないと高を括っていたけれど、気がつけばあっという間に新しい場所や人、空気にしっかりと呑まれていた。イヤホンから流れてくる歌も、自分を鼓舞させるために聴いているはずが、なんだか逆に脳を疲れさせてしまっている気がして、最近は音楽を聴くことすら億劫になってきている。 私が通学に利用している電車は、2両か、時間によっては1両しかない小さな私鉄だ。車内はスマホを見ている人ばかりなので、何もせずぼー

          関東鉄道常総線

          藤代駅もう行かないと思う

          あの日はやけに時間が長くて、それはつまり、最後だったから。ドラマのエンディングが最終回だけフルで流れる、あれと同じだった。場所も季節も時間も天気も全て違うのに、ただの洋菓子一つで簡単に思い出す。 「兄はショートケーキが好き、自分はチーズケーキが好き。」 最後に知った君の情報がこれだった。私の1番とは違っていたけど、今度会う時はチーズケーキを食べに行こう。写真を沢山撮って、映画を観に行って、喧嘩もして、もっと仲良くなっちゃったりして、それで来年の冬こそは2人で、イルミネーション

          藤代駅もう行かないと思う

          「いいね!」しました。

          怒ってるんですよ、なんなんですか。SNSは辞めたのかと思ってました。 君が冬眠してる間に、Instagramはストーリーにいいねができるようになりました。気まずいから会いたくない。確かに君はそう言ったはずなのに、♡は簡単に押せちゃうんですね。私はたったその一つで簡単に心が持っていかれちゃいそうなんですよ。現在進行形でそうなっちゃってるんですよ。無意識か無意識のフリか知りませんがそういう所がずるいです。君がアイコンにしている場所、少し前に初めて行きました。ただ実物を見ただけなの

          「いいね!」しました。

          金曜日は不燃ごみ

          「一応写真撮ろう」と君は言った。一応?一応ってなんだ。俺たちはもう終わったけど卒業式だから記念に一応、本当は気まずいけど社交辞令で一応。ぐちゃぐちゃした何かが引っ掛かる。「もちろん、撮りましょう」言わなくてもよかったな。ツーショットを1枚撮って、それ以外は何も話さなかった。それでいいと思った。君は私の進路を知っている。私は君の進路を知らない。知る必要が無い。だからよかった。関係の無い人だから、何とも思っていない人だから、会いたくない人だから。もういらなかった。言い聞かせても私

          金曜日は不燃ごみ

          べいべー

          どうでもよくなってしまう瞬間がある。何もかもどうでもよくて、面倒くさくて、だるいなーって感じで、ただ眠っていたくて。やらなきゃいけないことはあるけどやることはない。今日みたいな微妙に天気悪い日が一番気持ち悪くて、でも雨は嫌いじゃないから別にいいんだけど頭は痛い。そういうのしんどい。さっき買ってもらった黒糖ミルクのタピオカが今は重くて飲みたくない。きっと氷が溶けて飲まないほど不味くなるんだろうなって分かってはいるけど、甘いのはしばらくいらない。友達がお返しにくれたチョコレートが

          べいべー

          ぼんやり

          心を亡くすって、なんとも切ない漢字だと思う。昔お世話になった先生の名前を思い出せなかった時。当時一番仲良くしていた友達の顔が、はっきり想像できなくなった時。二度と消えることがないと思っていた未練を感じなくなった時。私はあの時、あの人といた瞬間の心を亡くしてしまったんだと実感する。どんなに一緒にいても、濃い時間を過ごしても、その先の自分になにがどれだけ残るかはしらない。その1分1秒、確かに私は誰かと言葉を交わし、心を交わし、今の自分を形作っているはずなのに、期限が切れれば勝手に

          ぼんやり