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人生フラフラロンドン日記 ~Week 61~

ロンドンに来てから61週間が経過。先週の24時間テクノで謎の風邪を拾ってきたか、ずっと体調が優れない週だった。早く健康な体で春の日差しを目一杯浴びたい。体調が悪くともサマータイムは本当に最高だ。夕暮れが長くて嬉しい毎日。家に帰ってもまだまだ明るいものだから、何だかもったいない気持ちになってくる。だからなのか、意味もなく散歩に出たりする気力が湧くから、とてもヘルシーな季節だなと思う。コートをスーツケースにしまい、衣替えもした。次に着る時にはいよいよイギリス生活も終盤戦か。それまでちゃんと頑張らないと。でも春は何をしても、しなくても許される気がしていいな。

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1.

Squarepusherを観に行った。会場はTottenham Court Road駅にあるHERE at Outernetというクラブ。昨年の9月にオープンしたての新しい箱で、地上にはTottenham Court Roadに来ればイヤでも目に入る巨大な液晶空間、Outernet Londonがある。世界最大級のLEDが天井と壁を覆い尽くすデジタル展示スペースだ。そんな場所の地下にあるHERE at Outernetももれなく照明と映像が凄い。凄いというか凄まじ過ぎてほぼポリゴンショックのようになっていた。そこにSquarepusherの凶悪なサウンドが加わるともう何が何だか起こっているのかわからない。もはや音が大き過ぎて、スピーカーが振動で勝手に移動しているのが面白かった。ジャンルが好みじゃないな〜とSquarepusherが始まるまでウダウダとしていたが、彼が始まればそんなことを考える余裕もなく1時間が経っていた。まさに嵐のようなアクト。

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2.

久しぶりにPeckhamのキロ売りに。ここ最近はキロ売りに行っても心惹かれるものもなく、「もう服はいらないかな」と思っていたが今回は大当たり。一目惚れの服も多く大満足の結果になった。夏物ばかり仕入れたので、夏が待ち遠しい。ただでさえ短いロンドンの夏、楽しまなければ。夏だけは天国のような国なのにな。既に来たる夏に向けてソワソワしている。少しだけ気が早いかもしれない。

その後は気になったが前回は閉店時間を過ぎたために行けなかったルーフトップバーに。Peckham Levelsのルーフトップよりも開放感に溢れていて、素敵な空間だった。天気は少し怪しかったが、それでも外で飲む酒は心地いい。デキャンタでワインを頼み3人で分け合った。昼下がりには十分な量だし、値段も£6ちょっととお得だった。また夏になったら来たいな。

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3. 

週末は2日連続のサウスロンドン。日曜日はPeckhamよりさらに南のNanheadへ。Skehansという見た目から素敵なパブでサンデーローストを食べた。地味にイギリスに来て初めてのサンデーロースト。自炊ではイギリスの味はなかなか作らないのもあるが、久々にイギリス料理を食べると素朴で美味しく感じる。13時を回ると、ローカルの人たちがアーセナルの試合を観に来て賑やかになった。

行きたかったパン屋は開いていなかったが、行きたかったグリーンショップにも行けて大満足。鉄道の高架線を利用している植物の香りに溢れた空間は室内でも清々しい。ナウシカの実験室みたいだ。ちゃっかり観光名所にもなっているお墓は雰囲気があり過ぎて少し怖かった。こっちの人の墓参りの感覚はどれくらいなのだろうか。植物に埋もれ、まるでホラー映画に出てくるようなお墓も多数あり、観光名所になっている理由もわかったような気がする。知らない街に遊びにいくことはやはり楽しい。

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何かに執着することはとてもアンヘルシーだったなと実感する日々を過ごしている。そんな執着がなくても、自分を気にかけてくれる人はちゃんといる。気を抜くとすぐに落ち込んでしまうが、それでもそこからすぐに回復することが大切なことに気づいた。たとえダメなことが起こったとしても「結果的にはオッケー」と思う練習をしている。少しづつ上手くなっている。楽しいことをちゃんと見つめていたい。イギリス生活はまだまだ続く。

サンデーロースト、野菜が美味しい。

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