見出し画像

人生フラフラロンドン日記 ~Week 39~

ロンドンに来てから39週間が経過。街中でイルミネーションの点灯が始まった。それに合わせて寒くなっていく気温。先日までは日本と大して変わらなかったのに、いつの間にかロンドンの方が寒くなっていた。日本は11月なのに何故かまだまだ暖かそうだ。よっぽどイギリスの方が日本よりも四季を感じられる気がする。ロンドンはすっかりクリスマスムード。街中のショーウィンドウもクリスマス仕様に変わっていて、何も決めずに歩くことさえ楽しい。Barbourとパディントンのコラボショーウィンドウが可愛かった。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

帰り道にテムズ川を歩いていたら、たまたま映画のプレミアに遭遇した。何の映画かも分からないのでスルーして帰ろうかと思ったが、主演が好きなアニャ・テイラー=ジョイだった。話を聞くとあと20分ほどで彼女もレッドカーペットに来るらしい。「クイーンズ・ギャンビット」、「ラストナイト・イン・ソーホー」ですっかり彼女の虜になってしまっていたので待つことに。現れた彼女は青いドレスに身を包んでいた。気づけば彼女の一動作一動作に目を奪われて、文字通り震えた。人間、本当に綺麗な人を目の前にすると呼吸を忘れる。初めて「オーラがある」ってことを感じた。家に帰るまでドキドキしていたので、やっぱりスターは凄まじい…。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

Pitchfork Music Festivalに。フェスといっても、この名目のイベントが連日続き、沢山やっているという形。せっかくなら回数券とか作って欲しかった。僕が行ったのはJordana、MICHELLE、Faye Websterという、まさに自分得なスリーマンイベント。知らないアーティストの方が圧倒的に多いイギリスで、自分の好きなアーティストだけが集まっているなんて、そうそう無いのである意味レアな日だった(3組ともUSのアーティストだけど)。今回のお目当ては5月にも観たNYの6人組コレクティブ、MICHELLE。前回は本調子じゃなかったのもあるだろうけど、本当にパフォーマンスが良くなっていて、自分もMICHELLEの一員にいるのではないかと錯覚するぐらいウキウキして観ていた。MICHELLEのメンバー構成のおかげかは分からないが、今までのライブで、一番お客さんの人種構成が豊かだった。ロンドンでライブを観ると偏りがちなので中々珍しいことだと思う。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

冬目前、厚着をしてハイドパークでピクニックをした。寒い中のピクニックも乙だなと感じる。ちょいちょいと訪れていたけども、ちゃんとハイドパークを目的に訪れたのは初めてだったかも。こうやって少しずつロンドンの名所を巡れている。まだまだ行ったことない場所ばかりだけど、いつか誰か遊びに遊びに来てくれた時に連れて行けたら良いな。普段、下町とも言える南に住んでいるからか、西側に来て綺麗で歴史的な街並みを見るとやっぱりイギリスにいるんだなと実感する。寒くなりきるまでにピクニックも数回はしたい。冬の代名詞、Winter Wonderlandの建設も着々と進んでいた。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ずっと抜け出せない穴に落ちたままと今まで話していたけど、ようやく登りかけているかもしれない。心が楽しい方向に進んでいるからか、したいこともなりたい自分も、今はふつふつと湧き上がる。

クリスマスはやっぱり特別な季節だなと感じる。何もないのに、何かが起こりそうな気がしてしまう。奇跡が起きてしまいそうに思ってしまうのも、奇跡が主題の映画が多いのも、この雰囲気なら無理もないのかもしれない。それぐらい安直に感じるぐらいのピュアさでちょうど良いか。足掻きさえしなければ無様に見えないから、今はみっともなく足掻く方を選ぶ。その勇気がずっと必要だったけど、街の雰囲気からでさえ後押しされている気がした。もっとかっこいい人になったるぞ〜。イギリス生活はまだまだ続く。

Brekkieを開拓をしていきたい


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?