記憶の片隅にある、言葉の欠片たちを頼りにひっそり生きています。(裏)

記憶の片隅にある、言葉の欠片たちを頼りにひっそり生きています。(裏)

最近の記事

桜が散った頃、毎年想い出す いつになったら薄れるのか ひとときの満開の桜の季節と 重ねてきた年月 顔を上げて、前を向いて 目の前にある今をちゃんと見て 瘡蓋は剥がさないで

    • "ちょっと"思い出した、過去の話とか。

      数ヶ月前、久しぶりに横浜に遊びへ行った。 結婚するまでの30年近く、横浜で生活してた私にとって色んな思い出のある場所。 街並みはすっかり変わってしまっていたけど、ママはこのファーストフードで高校時代、アルバイトしててね〜とか、このお店に良く行っていてね、とか歩きながらビルを指して、子供達に説明しながら懐かしんでいた。 すると、偶然なのか無意識にある意識がそうさせたのか、横浜の思い出のひとつである、懐かしい人が夢に出ていらっしゃった。 まぁ、この話は今日の書きたいこととは、

      • 言語化できない感情を言語化してほしくなっちゃう感情

        物事って、たいていのことは意味があって、 説明ができると思っている。私はね。 それってどういうこと? なんでそう思うの?  って、知りたいから聞いちゃうんだけど。 でも、残念なことに質問する私は、言語化してうまく質問できないこともあるし、説明出来ないことが多々ある。基本的に雰囲気で生きてるのもあるし、言語化するのが苦手なんだよね。ヘヘッ 咄嗟の質問に答えるのも苦手。 だから、質問されたことをその後ずっと考えて、 自分の中で答えを見つけて、 必要ならば、後日改めて伝えたり

        • 離婚しようよ、はただのドロドロ離婚の物語ではないよって感想

          Netflixシリーズの ”離婚しようよ”を一気見した。 若干のネタバレありだから、 全く事前情報なしで観たい人は、 観終わってから読んでね☺︎ 世襲議員なおぼっちゃまで イケメン不倫夫と、 好感度抜群な人気女優の妻が、 離婚を決意し、日々過ごしていく コミカルな夫婦の物語。 大好きな宮藤官九郎×大石静の脚本なので、 面白くないわけがない。 笑いあり感動の涙ありの全9話。 さっそくで申し訳ないけれども、 わたし的、物語序盤の盛り上がりポイントは、 物語序盤に、身持ちの

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          満月の夜に

          "今日は満月なんだよ" っていつも伝えてた。 いつからだろう? 満月が私のエネルギー源のひとつになったのは。 伝える人が変わったとしても、 いつも満月を愛おしく尊いものだと感じてる。 誰かとの記憶ではなく、 見上げた空に浮かぶ満月の眺めるのは、 私の大切な瞬間。 太陽はとても眩しい。 キラキラ輝いてて、 いつもみんなを、その光の先へ導いていく。 自分にはないものを持ってる、 太陽みたいな存在の人が好き。 私は太陽みたいにはなれないけど、 せめて、道に迷った時、 不安

          満月の夜に

          選択を、"正解"にするために

          ...人生は選択の連続。 大小あるけど、常に選択をしながら生きている。 いくつかの道があって、どちらにしようか、と 選びながら生きていると思う。 例えば、お昼ご飯を食べるとき。 食べたいものがあってお店に行く時もあれば メニューを見てから何食べよう?と決める時もある。 直感と感覚に従う時もあれば、 どちらが正しいのか、と悩んで、 その時の自分なりに熟考する。 例え人に相談したり意見を聞いて、 決断に時間がかかることもある。 とはいえ、結局のところ正解はなくて、 判断し

          選択を、"正解"にするために

          1月2月の日記を読み返してみたら、自分の病みっぷりがやばすぎて驚愕してる。1日に2.3個日記書いてる。全部思考のゴミ。

          1月2月の日記を読み返してみたら、自分の病みっぷりがやばすぎて驚愕してる。1日に2.3個日記書いてる。全部思考のゴミ。

          言わなきゃいけないことと言わなくても良いことのバランスって難しいねって話

          誰もがみな、喜怒哀楽、自分の思ったことを全て言葉にして相手に伝えているわけではないと思ってる。 口に出して言葉として発するのもそうだし、いろんなSNSがある昨今、自分の感情を吐き出す場を使いわけて、メンタルコントロールをしてる現代人って一定数いると思う。 ...私も同じで。 自分の心に棲みついてしまった感情を、どうやって吐き出せばいいかって、難しいなぁといつも思いながら過ごしている。 比較できるものではないことは理解しているけど、多分、私はちょっとだけ、人より物事を繊細

          言わなきゃいけないことと言わなくても良いことのバランスって難しいねって話

          雨の日はいつも憂鬱だった 数年前のある日、憧れの人と一緒に夜道を歩いていると、急に雨が降ってきた。小さな折り畳み傘の中で、その人の肌に触れた瞬間、私はずっとこの雨が降り続いてくれればいいと心の中で願った その日から、好きな人といる雨の日が私にとって愛おしい時間になったんだ

          雨の日はいつも憂鬱だった 数年前のある日、憧れの人と一緒に夜道を歩いていると、急に雨が降ってきた。小さな折り畳み傘の中で、その人の肌に触れた瞬間、私はずっとこの雨が降り続いてくれればいいと心の中で願った その日から、好きな人といる雨の日が私にとって愛おしい時間になったんだ

          伝えられずに綴っていた言葉の保管場所をずっと探してる。あなたと一緒に過ごした記憶の欠片が薄れてしまうのが怖くって。

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          他人と良好な関係性を築くために必要なこと

          私は、一度結婚を経て、離婚している。 いわゆるバツイチ(子持ち)のシングルマザー。 離婚してから5年くらい経つが、 子供のことで元旦那さんとLINEでやりとりもしていたし、困ったことがあれば相談したりもする。 週末、子供達は元旦那さんの新しい家族のところで過ごしているし、奥様とも仲良くしている。 私と元旦那、奥さんでグループLINEで話してたり。 割と珍しい家族環境だと思ってる。 そんな仲が良いなら、なぜ離婚したの?とよく聞かれるのだけど、まぁそこはここで話すことでもない

          他人と良好な関係性を築くために必要なこと

          桜を愛で、紫陽花と涙を流したら、向日葵を見るために顔を上げて。金木犀の香りに誘われて秋を感じ、真っ白な世界を待ちわびるんだ。

          桜を愛で、紫陽花と涙を流したら、向日葵を見るために顔を上げて。金木犀の香りに誘われて秋を感じ、真っ白な世界を待ちわびるんだ。

          片隅の記憶

          どんなに想いを馳せても、届かない想いは 心の中にそっと留めておけば良い いつか色褪せて消えるから 閉じ込めていた気持ちも 終わらせられちゃった恋も ぜんぶ 諦めることができたら、どんなに楽か そんなの自分が一番よくわかってる 悲しみも孤独もすべて どこかに置いておくことができれば こんなに苦しまなくて済んだのに ひとつ、またひとつと 積み重なっていくこの気持ちをどう消化すれば 私は " わたし " に戻れるのだろう 会えなかったことも 会わなかったことも あの日の記憶

          片隅の記憶

          "桜の季節"〜"喪失の枯れ木"ができるまで

          昨日、夜に恋人とコンビニへ行く途中、ぼんやりと桜が咲いていたことに気がついた。 「ねぇ、もう桜が咲いてるよ、見て」 と、立ち止まって2回も伝えたのに、桜を見上げることもなく彼は道路を横切り、1人で歩いていってしまった。 私は桜が好きで、3月になり、暖かい日が続くと、桜の蕾が赤く色づき始めるのを眺めながらソメイヨシノの開花予想が出て、開花宣言されるのを楽しみにしていた。でも今年は、コロナの影響で開花したニュースも見逃していた。 最近、1日1食しかご飯を食べな

          "桜の季節"〜"喪失の枯れ木"ができるまで

          喪失の枯れ木

          落ち葉が地面に落ち、最後の一枚がひらりと舞う、そんな季節。僕は、彼女と別れたことを理解出来ないまま、過ごしていた。 まともに眠ることもできず、薄暗い明け方の月を眺める日々が続き、カラスの鳴き声を聞いてから眠りに落ちるようになった。僕は転職したばかりにもかかわらず、欠勤が増えた。別れたことを知ってる友達は、気を紛らわそうと飲みに誘ってくれたりもしたし、新しい出会いをと、女性と知り合う機会を設けてくれた。 それが今の妻。 僕と彼女は、桜の季節が終わるとともに出逢い、生

          喪失の枯れ木

          幸福の紅葉

          私が幸せだと思うのがどんな時か知ってる? と彼女に聞かれたことがある。 僕は、普段の彼女を想像した。 彼女は食べることが好きだから、 お腹いっぱい美味しい料理を食べた時? 切り花を買ってきて花瓶に生けてる時? 2人で映画を観てる時? いくつ言っても首を振るばかりだった。 もうわからないや、と降参し、 正解は?と聞くと 全部ハズレ。 貴方の腕のなかで眠ってる時だよ。 眠るときってね、その日に起きた出来事を振り返る時間なの。だから、何も考えずにただ貴方に包まれ

          幸福の紅葉