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ネギの人

なんだかんだ
ワーホリに来てから半年が経っておりまして
セカンドビザを取るために
cloncurryという誰も聞いたことのない場所に
ハウスキーパーとして
働くことになったわけですが
私ハウスキーパーとしての経験はないんです

遡ること、およそ6年前の大学4年生の頃
なかなか上手くいかない就職活動の中
違う業種にも手を出してみるかと思って
受けた採用面接で
『あなたは野菜に例えると何ですか?』と
問われた時に
『ネギです!』と答えて採用されたSホテルで
ベルマンとして働き出したんです

ワーホリ来てみて
ベルマンやっててよかったなと思うのが
何でもやるんですよ
ハウスキーパーが帰った後の掃除だったり
ルームアテンドだったり
荷物運びだったり
VIPしか入れないバーでウェイターもしましたね
飛んで行った水着を
探しに行ったこともありました

だから採用相手によって
都合よく言えるわけですよ

でもね
ベルマンの研修はみっちりやったんですけど
他の業務はやるしかない!という感じだったので
ちゃんとした研修は受けてないんです

そんな私が今日から
ハウスキーパーとして働き始めたわけですが
全く楽しさが生まれなくてですね
ふと
6年前に自分のことを"ネギ"と言ったことを
思い出したわけです
あの頃は
『主役にはなれないけど、あると旨みが増したり美味しくなる』
私はそういう存在だとかなんとか話してました
よくパッと出たもんですよ

そんな私から6年後
今の私は一体ネギでいられてるのだろうか
なんて考えだしまして
今の私は
スーパーの裏で小蝿がたかる
果物になってしまっているのではないかと
思ったのです
誰かが陳列してくれるまで
小蝿を耐え続ける人生

こんなことを考えてたら
仕事終わりにボスから『ハッピーか?』と聞かれで
『ハッピーではありません』と答えました

そういえば
大丈夫じゃない時に大丈夫って言えるのに
ハッピーじゃない時にハッピーと言えないのは
なんでなんだろう
日本の会社でも『ハッピーですか?』って
聞き方にすれば何か変わるのかな

話がそれましたが
私はハッピーになりたいので
スーパーの裏から抜け出す方法を
考えていこうと思います

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