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2023年12月の記事一覧
急募:アンチワーク哲学を解説してくれる人
アンチワーク哲学者を名乗り始めてはや数ヶ月。いまいちアンチワーク哲学界隈が盛り上がっていないのが現状である。
自分で言うのもアレだが、アンチワーク哲学は僕たちを縛り付ける人間に関する常識を覆す、革新的で、的を得ていて、時代をひっくり返す可能性を秘めた前代未聞の哲学であると自負している。アンチワーク哲学が普及すれば、この労働社会は消え去り、人間の可能性は解き放たれ、喜びに溢れた社会が実現されると思
労働とはなにか?(改めて)
何度も何度も掠ってきたテーマだが、改めて1本の記事にまとめたことはなかった気がするので、まとめておこう。「労働とはなにか?」について。
山内昶『経済人類学への招待』によれば、オーストラリアのイール・イロント族は「遊び」と「労働」を、メキシコのタラフマレ族は「働く」と「踊る」を、同一の言葉で表現しているらしい。
このような社会を山内は次のように表現する。
僕たちはついつい「未開人は1日に4時間
ベーシックインカムをガチ考察(※約1.7万文字)
先日、ベーシックインカムは「アホっぽい」という理由で否定されがちであることを指摘した。
とはいえ、僕はベーシックインカム至上主義者である。BIはアホが思い描く理想ではなく現実的であり、かつ世の中の問題を解決することができるのだと、人々を納得させてみたい。
そこで、本気でベーシックインカムのメリットを力説する記事を書こうと思う。
■なんのために、ベーシックインカムを実施するのか?まず初めに語ら
ベーシック・インカムの最大の弱点は「アホっぽい」ということ
ベーシック・インカムという発想は、一見するとアホっぽい。「もうさー、お金配れば良くね?」「え、お金もらえるの?超ラッキーじゃん!みんな働かなくて済むじゃん!」と、世の中の仕組みをなにも理解していないアホが短絡的な思考の末に言いそうなことに見えるのだ。
世の中の大人の大半は、自分を賢いと周囲に見せつけなければならないという強迫観念に駆られている。
僕はベーシック・インカムが実現しない最大の理由は
栗原康『超人ナイチンゲール』を読んで
アナキストブームの立役者のうちの1人、栗原康によるナイチンゲール伝。
栗原康といえば、伊藤野枝や大杉栄といったぶっ飛んだ人物をぶっ飛んだ文体で語り尽くすスタイルで知られている。だが、個人的にナイチンゲールにそこまで「ぶっとび感」があるとは思っていなかったので、意外性を感じて読んでみた。
読後感はといえば、悪くないものの、煮え切らないものだった。
イギリス上流階級の良妻賢母の枠に押し込められる
テクノフォビアたちよ、効率化せよ
現代において、「失われた」とまでは言わないものの、ほとんど見向きもされなくなったテクノロジーは無数にある。
例えば「肥溜め」や「針仕事」といったテクノロジーである。
これらをテクノロジーと呼ぶのには違和感があるかもしれない。だが、僕はテクノロジーと呼ぶべきであると考える。それを納得していただくために、まずはテクノロジーを定義しよう。
テクノロジーとは、なんらかの目的を効率的に達成するために使
あなたが楽しいなら、それは世界の役に立っている
「役に立つ」とはなにか? 究極的には「誰かの喜びを増やすこと」であり「誰かの悲しみを減らすこと」であるはすだ。
農家とは役に立っている仕事の代表例なわけだが、美味しい食べ物を提供することで僕たちを喜ばせている(または飢えという苦しみを減らす)という理由で役に立っている。
ドライバーはそれを運ぶことで役に立っているし、スーパーの店員はそれをお店に並べることで、料理人はそれを料理することで、ウェイ
ギブ&テイクからギブ=テイクへ
ギブとテイクを分けて考えることは、もはや無理がある。子どもにお菓子を断られたらショックだし、老人に席を譲ろうとして断られたらほんのり傷つく。
僕は人の家に行って食事が提供されたときは、そんなに腹が減っていなくても、とりあえず完食する。少なくとも、ある程度は食べる。そうした方が相手が喜ぶことがわかっているからだ。
優しさを受け取ることは優しさの一種である。このとき、ギブしているのは食事を提供する
『World without Work』解説
せっかく作ったのだけれど、意外とあんまり聞かれない。1億回再生を目指してるんだけどね。
というわけで、ちょっくらこの曲を自分で解説しようと思う。
こういうものは、作り手のこだわりには誰も気づいてくれないのが普通だ。熱烈なファンがいれば気づいてくれたり、こだわったわけでもないところを深読みしてくれるわけだが、僕のような新人アーティストだとそうもいかない。
ならばセルフ解説をしなければならない。