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2023年6月の記事一覧
わかりやすい文章を書きたいのだ
この前の記事。1万字ほどの長文である。
これは僕にとってもメモの意味が強いので、人にわかりやすく説明するという意図をそもそも欠いたものだ。なんの前提もなしに読み始めると、おそらく意味不明だろうと思う。
わかる人だけわかればいい。なんて僕は思っていない。多くの人に理解してもらえる文章を書きたいのである。はて、困った困った。
思うに、わかりにくい文章というのは、そもそも問題意識が共有されていない
次回作への構想 〜新しい労働論へのヨチヨチ歩き〜
『労働なき世界』というお祭り騒ぎな宗教書を出版してから気づいた。
僕たちにとって「労働とは何か?」が、いまだに十分に問われていないと。
なぜ人は労働を嫌悪するのか? なぜ人は労働を嫌悪せずにいることができるのか? 世界を成り立たせる労働とはなにか? 世界を成り立たせない労働とはなにか?
嫌悪すべき労働が意味するのが農作業や大工仕事、トイレ掃除、資料作りそのものであるとみなされ、それ故に誰しも
ハンナ・アレント『人間の条件』を読んで
コロナで1日中書斎に篭っていられる今、積読消化週間を開催中。2冊目はハンナ・アレント『人間の条件』だ。
最近、新訳出てたから買ったはいいけど、たぶん読んでもつまらんだろうなぁと思って放置していた。人間の行為を「労働」「仕事」「活動」に分けてウンタラカンタラ的な内容ということは知っていたが、そういう分け方が恣意的であまり意味がないような気がしていたし、尚且つ「人間の条件」というタイトルが押し付けが
祝!『労働なき世界』出版&著者解説&あれこれ
「おめでとうございます!あなたの本が出版されました」というメールが来てからはや7日。長かった。ようやくAmazonで買えるようになった。
(Amazonの仕様では本当は5日らしいのだけれど、たぶん向こうのミスでこんなに時間がかかった。クレームを入れて返事が来る前にしれっと購入可能になっていたわけだが、なんなのだろうか・・・)
※その経緯はこちら
ペーパーバックとKindle、頑張って両方作っ
Kindleペーパーバック出版への道 ~Amazon様に踏みにじられる屈辱の日々~
どうやら僕の本は忘れ去られていたようである。辛い。5日も待ったのに、また4日も待たねばならないようである。しかも4営業日なので、土日を挟んで回答が来るのかと思うと、泣けてくる(「Amazonほどの巨大企業ともなると、4日待たされるのも仕方ないか…」と納得してしまうのが、大企業のメリットだと思うよホント)。しかも4日待って返ってくる返事次第では、追加で何日もかかる可能性すらある。
「おめでとうござ
Kindleペーパーバック出版への道 〜無料AIイラストアプリと広告地獄〜
表紙のイラストと、著者紹介の写真はAIに作ってもらうことにした。とは言っても、僕はケチな男である。金がかかるミッドジャーニーみたいなものは使いたくないので、無料のサービスを探してきた。結果、広告まみれでやたらと課金を勧めてくるAPI繋いだだけみたいなアプリをいくつも掛け持ちしながら、ああでもない、こうでもないと、画像を作っていった。
表紙イラストは、てんでダメだった。テキストで「森」「木漏れ日」
ようやく本を出版できそうだ
本を書く書く詐欺をしてはや1年は経過したような気がする。先月くらいから書き始めて、3週間ほどの中だるみを経て、ようやく書き上げて、大まかな表紙デザインとページ構成も出来上がった。誤字脱字がいくらか見つかったのと、Amazonのフォーマットに合わせて表紙を調整する作業が残っているが、数日もあればできそうだ。
デザインするのってもっと大変なのかと思っていたが、意外と他の本をパクればすぐにできた。
なぜ仕事は不愉快なのか?
「ベーシック・インカムを配ると誰も働かなくなり社会が成り立たなくなる」という想定は、「社会を成り立たせる仕事は全て不愉快である(だから十分な金があるなら誰もやらない)」という想定がなければ生じ得ない。
なるほど、これには一理ある。僕自身も、職場で不愉快な思いをしたことは一度や二度では済まないし、サザエさんを見ているときには憂鬱な気分になる。ほとんどの人は同じだろう。
では、なぜ仕事は不愉快なの
農家とベーシック・インカム
ベーシック・インカム反対論に反論することは、僕にとってライフワークである。なんといっても僕はベーシック・インカムに関しては思想強めな男なのだ。今日も自分に金が配られないことに対する鬱憤で、このnoteを書いている。
まずはトップ画のグラフを見て欲しい。なかなか衝撃的である。農家の平均年齢67.7歳。見た感じだと、中央値も似たようなあたりだろう。つまり半数以上が年金受給年齢を越えている。
もちろ
働きたくない。命令されたくない。怒られたくない。好きなことだけしていたい。金は嫌い。でも欲しい。
公園で廃棄寸前のお菓子を売り歩く可哀想な若者によく出会う。不憫だ。それでも、買わない。金が勿体無いからだ。
金の関係でないのなら、僕は彼女と世間話をして、一緒にお菓子を食べることもやぶさかではない。しかし、商売の関係となると自分の財布を守るために一線を引いてしまう。
金とは、人間関係を壊すツールでもあるのだ。
僕が友達に引っ越しの手伝いを頼んだとき、僕の父親は「そんなもんお前、日当くらい払っ