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Kindleペーパーバック出版への道 〜無料AIイラストアプリと広告地獄〜

表紙のイラストと、著者紹介の写真はAIに作ってもらうことにした。とは言っても、僕はケチな男である。金がかかるミッドジャーニーみたいなものは使いたくないので、無料のサービスを探してきた。結果、広告まみれでやたらと課金を勧めてくるAPI繋いだだけみたいなアプリをいくつも掛け持ちしながら、ああでもない、こうでもないと、画像を作っていった。

表紙イラストは、てんでダメだった。テキストで「森」「木漏れ日」「モネ風」とか入力していって画像を作ったが、いまいちピンとくるものがなかった。僕のテキストが悪いのか、AIが悪いのか。

これは悪くないが、顔、どうなってるんや?
これはいい雰囲気。
道頓堀の風景。奥が何やらバグっている。
ガンツスーツみたいなのを着ている人が出てきた。もちろん、ガンツスーツを描けなんて指示していない。
これもいい感じ?
木の生え方にAI感あり。
サイバーパンクな雰囲気。道路がバグり散らしている。
荒廃した世界。コンセプトアートとしては悪くないね。
謎。日本料理屋っぽい。
どう見ても天王寺。京橋と指示したのだけれど。
溢れ出るシティハンター感。

試行錯誤して何とかひと段落。

次は著者画像もやってみる。

著者画像は自分の顔写真をトレースして変換することにした。顔出しするのは嫌だけれど、多少は生身感を出したいのもあって‥要するに折衷案だ。

顔写真のイラスト化は、マジで原型とどめてないものが多すぎて笑ってしまった。お前の顔なんて使い物にならんとAIに言われているかのようだ。

いや、誰?
男なのですが、それは‥
まだマシだが、面影はゼロ。
普通に似てなくね?
シルエットと髪型は似てるが、こんなにおっさんじゃねぇ。ヒゲ強調しすぎ。こんなに外人顔じゃねぇ。
これはもう原型とどめとらんw
いや、だれ?
もっと誰?

結局、一番マシかつ程よくイケメンなコレがいい感じだった。

こんなに人を見下すような顔してないけどね。
無理やり肌の色を寄せに行く。うん、イケメンだ。

それにしても、どのアプリを使っても、1枚画像を作るたびにクソ長い広告を観なければならないし、広告のバツボタンはめちゃくちゃ押しにくい。

広告屋は誤作動でアクセスさせて「広告クリック率◯パーセント!!」とかなんとか言ってクライアントから金をせびっているのだろう。

いつも思うのだが、こういう無料アプリの広告ってたいていつまんなさそうな無料ゲームに飛ばしてくるのだが、その無料ゲームも別の無料ゲームの広告を出していて、その無料ゲームも‥という無限ループに見えるのだが、いったいどこで金を回収してるのだろうか?

広告の無限ループをみているとほんとブルシット・ジョブが世界に溢れかえっていることを確信してしまう。辛いね。

ちなみに表紙のレイアウト組みはマジで苦戦していたが、なんとかアマゾンの審査を通過した。あと3日ほどで出版されるらしい。

ソワソワしてきたぜ。

1回でもサポートしてくれれば「ホモ・ネーモはワシが育てた」って言っていいよ!