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つい集めてしまうモノ、捨てられないモノ(インタビュー)

*このnoteは、現在通っているライティング講座の課題(インタビュー記事の書き方をマスターする)として書いたものです。


「私、モノに執着がないんです。(だからインタビュイーとして相応しくないと思う)」と、当初インタビューを辞退されたTさん。
実際に話を伺うと、彼女のユニークな個性や素敵なマインドを垣間見ることができました。

■ Tさんプロフィール
派遣社員として働いている30代女性。
最近の引っ越しを機に、ミニマリストの動画を視聴し影響を受け、自らも目指すように。

− なぜ「ミニマリスト」がアンテナに引っ掛かったの?

最近、働き方をガラリと変えたんです。きっかけになったのが、ミニマリストの人の動画で。
生活する上で必要最低限のコストに絞ることで、余計に働かなくてよくなる。無駄を削ぎ落としていくことが、生活費だけでなく、物理的な面においても良い影響を及ぼすとお話しされていて。そこから興味を持ちました。

− 実際どんな影響があった?

ニマリストって世間的には、モノを持たない人、何でも捨てる人、何も手元に残さない人、という印象だと思うんです。
でも、マインドとして大事なのは、何を残すか。何を捨てるかより、実はそちらの方が大事なんです。
なので、現状はモノの総量は圧倒的に減りましたが、自分らしくいられるモノが逆算して浮かび上がってきた感じです。

− イメージとして庭師が浮かびました。より美しくあるために無駄を削いでいくのだ、と。

その通りです。削いだ結果、必要な養分を、残された枝葉に十分行き渡らせることができる。
これまでは、さほど好きじゃないモノに無意識に囲まれていたから、フラストレーションが溜まっていたのだと思います。
でも今は、自分の時間やお金という大事なリソースを、本当に集中したいところに注げるようになった感覚です。

− 意識して残した“自分らしくいられるモノ”を言語化するなら?

変かもしれないのですが…今、見ているだけでテンションが上がるスケボーや、スニーカー、キャップなど。そういうお気に入りのものを線で繋ぐと、浮かび上がるのが、「男子高校生」かな笑

− ほぅ!男子高校生? もう少し具体的に教えてもらえる?

私は、恋愛対象は男性ですが、内側には女性的な部分も男性的な部分もあると思っていて。でも、皆さんそうだと思うんですよ。程度の問題というか。
学生時代は結構ボーイッシュでしたし、男の子の部分が元来強い方なのかな、って思います。

− 見た目が清楚な今のTさんのイメージとは大分違うね?

今、外側に見せている装いは、社会人になって培ってきた部分があるんです。
それでも、世間や社会から求められ、その期待に応えるのはクソくらえ!と思っていて。
好きでやるのはいいけど、強いられるのって苦痛じゃないですか。
大切にしているのは、自分が好きな女性像。
自分が女性の素敵だと思う部分を、今は選択している感じです。



今回、「つい集めてしまうモノ、捨てられないモノ」というお題でインタビューを行うことになりましたが、あえて「モノに執着がないのだ」と言う、ミニマリストを目指す彼女にお話を聞かせてもらいました。

その中で、「何を残すか」にフォーカスすることで見えてきた大切にしている価値観やマインドに触れることができ、彼女の新たな素敵な一面を知ることができた、とても良い機会となりました。

やはり、インタビューは楽しい!
暫くお休みしていたラジオも対話形式で復活してみようかな、なんてことを考え始めて、ワクワクしてきました。

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