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情熱の国スペインの旅 〜グラナダ アルハンブラ宮殿ツアー編〜

気づけば、GWを越えてしましましたが…まだまだ続くよ脳内trip!
本日は、旅のクライマックス、グラナダのアルハンブラ宮殿の思い出を綴ります。(そう言えば、ヒョンビンさん主演の同タイトルのドラマありましたよね。あれ、面白かったー。おっと、脱線失礼しました!)

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スペインの旅で一番楽しみにしていたアルハンブラ宮殿ツアー。
こればかりは絶対にミスりたくなかったので、予め日本でガイドツアーの予約をしておきました。
当日は、ファミリー、カップル、ご老人仲間さんたち…一緒にツアーを巡ることになった色々な参加者の中で、唯一のアジア人、一人参加、英語通訳者(他は、スペイン語でのガイドでした)と、レアキャラとしての参戦。

ガイドしてくれたのは、身長が2mくらいある、ドレッドヘアがCoolなガーナの(だったかな?)ナイスガイ。
「今日は、みんなにはスペイン語で解説するけど、れいか(私のこと)だけ英語でのガイドだからな。お前は、俺の横にいな!」と、ラッキーなことに特等席をあてがっていただいた。

ここもかつてはイスラム文化が栄えた地。
砂漠地帯に水を引く高い技術力、緻密で美しいコーランの文字を刻んだ建造物や装飾の数々。
数々の古の痕跡から、これでもか、という程その高い文化レベルや、繁栄の様子を伺い知ることができる。その文字に、人々はどんな思いを込めていたのだろう…

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やがて、コルドバ同様に、レコンキスタがおこり、キリスト教が再征服を果たす。城の上から望む美しい白壁のアルバイシンの街が、真っ赤な血に染まった…という。
歴女としては、何時間でも聞いていたくなるような、そんな話を丁寧に聞かせてくれた。

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ところが、次第に、ナイスガイ・ガイドくんの様子に変化が…
他の参加者の皆さんへのスペイン語の解説が10くらいに対して、わたしへの英語解説が1〜3くらいのボリュームになってきた。

「おいおい、今のところ、もっとみんなに話してたでしょ。さては、手を抜き始めてるな、お主…」

と心の中で呟きつつ、こちらも炎天下を歩き回っているせいで、意識も朦朧としてきていたので、まぁ、良いかと、聴覚からの情報 input から視覚からの input へ切り替えて楽しむこととした。

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すると、そんなわたしを気遣ってくれたのか。
ツアーメンバーの中のお一人のオランダ人女性が、話しかけてきてくれた。

「よかったら、わたし英語も分かるから、ヘルプするね。」と。
そんな彼女の横で、とっても美しいブロンドのカーリーヘアーとブルーグレーの綺麗な眼をした2人の娘さんがニコッと微笑む。

そのうち、ナチュラルにわたし専属ガイドが、彼女にバトンタッチされた。

スペイン語や英語など5カ国語をマスターしていると言う聡明で、思慮深く、とても美しいその女性と、ツアーの内容以外のことでも、色々と話が盛り上がる。


途中、小休憩の時に、彼女に尋ねた。
「なぜ、そんなに何カ国もの語学を学んでいるんですか?」

「そうね。わたしは生きている間、できるだけ沢山の地を訪れて、色々な価値観に触れたいと思っているの。そうやって固定観念に縛られず、自分自身の器を広げていきたいと思ってる。そのために色々な言語が話せた方が、可能性も広がる思っているのよ。」と。

そう言う彼女の娘さんたちも、同じように数カ国の言語を学んでいるのだと言う。可愛い片言の日本語も披露してくれた。


とても愛らしい娘さんたちを見ていて。
学校の学びも大切かもしれないけれど、そういう母の思想、生き様から、彼女たちはどれほどの素晴らしいものを得ているのだろうかと感じ入ってしまった。


楽しみにしていたアルハンブラ宮殿ツアー。
ここでも最高の思い出ができた。

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