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【作品情報まとめ】米澤穂信『黒牢城』

第166回直木賞、第12回山田風太郎賞を受賞した、米澤穂信さんの戦国推理小説『黒牢城』がついに文庫になりました。
『満願』、『王とサーカス』の著者がたどり着いた、推理小説の精髄と歴史小説の王道である本作の関連情報をまとめてご紹介します。


■ あらすじ

閉ざされた城で事件は起こる――日本推理小説の極致

本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。このままでは城が落ちる。兵や民草の心に巣食う疑念を晴らすため、村重は土牢に捕らえた知将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めるが――。
事件の裏には何が潜むのか。乱世を生きる果てに救いはあるか。すべての因果が巡り、二人は決着の時を迎える。

■ 試し読み

■ 推薦の言葉

発想の原点は安楽椅子探偵でも、完成したのは、
ハイブリッドを超えて堂々たる歴史絵巻
――貴志祐介(山田風太郎賞選評)

通例「ミステリの守備範囲」とされる領域をはるかに超えて
世界と人間の本質と宿業を描き抜く
――マライ・メントライン(文庫解説)

■ 著者の言葉

■ 受賞・ランクイン歴

受賞

  • 2022年5月22日(日)「第9回高校生直木賞」候補

  • 2022年5月13日(金)「第22回本格ミステリ大賞」受賞

  • 2022年1月19日(水)「第166回直木三十五賞」受賞(主催:公益財団法人日本文学振興会)

  • 2021年10月29日(金)「第12回山田風太郎賞」受賞(主催:株式会社KADOKAWA、公益財団法人角川文化振興財団)

ランクイン

  • 2022年5月20日(金)「2021年SRの会ミステリーベスト10」【国内部門】第1位

  • 2022年4月6日(水)「2022年本屋大賞」第9位

  • 2021年12月27日(月)週刊朝日「歴史・時代小説ベスト3」(週刊朝日 2022年1月7・14日号)第1位

  • 2021年12月16日(木)『この時代小説がすごい! 2022年版』(宝島社)単行本 第3位

  • 2021年12月4日(土)『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング 第1位

  • 2021年12月3日(金)『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編 第1位

  • 2021年12月2日(木)週刊文春ミステリーベスト10(週刊文春2021年12月9日号)国内部門 第1位

  • 2021年11月25日(木)「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン2022年1月号)国内篇 第1位

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書評・レビュー

■ 書誌情報

書名:黒牢城
著者:米澤 穂信
発売日:2024年06月13日
ISBNコード:9784041147221
定価:1,056円(本体960円+税)
ページ数:528ページ
判型:文庫判

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■ 著者プロフィール

米澤 穂信(よねざわ・ほのぶ)
1978年岐阜県生まれ。2001年、第5回角川学園小説大賞(ヤングミステリー&ホラー部門)奨励賞を『氷菓』で受賞しデビュー。11年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、14年『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞。21年刊行の本作で第12回山田風太郎賞並びに第166回直木三十五賞、第22回本格ミステリ大賞を受賞。さらに4つの主要年間ミステリランキングすべてで1位を獲得し、史上初の四冠を達成した。

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