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広告するな、PRせよ。

自社のいいところをメディアにお金を払って宣伝するのが広告で、

自社のいいところに気づいてもらい、メディアにとりあげてもらうのがPR。

広告はお金が有り余っている企業がやればいい。

資源を多く持たない弱者は広告にお金を使ってはいけない。


こういう、意図的にやっているのは別ですよ。


きぬた歯科の看板

東京のドライバーでこの人を知らない人はいない。
首都高や幹線道路にでかでかと院長の顔写真がピンクや黄色の派手な色で囲われている。

APAの女社長きぬたか。

西八王子駅というマイナーな場所にありながら年商15億位を売り上げている。通常の歯科の平均が4000万円位の売上であるからその凄さがわかっていただけると思う。

ほぼ100%の新規客が看板を見て来院されるという。
インプラントという高額商品をどうせやるなら、院長の顔が見えて、知っているところでやろう、となるのだろう。

だささが逆に信頼を生む。こんな人が私をだますはずがない、と。


こういう例を除けば、
持たざるものは広告ではなくPRに力を入れるべきだ。

なぜなら、広告はお金がかかる。そして、自分で宣伝するのでうさんくさい(場合がある)。

PRは、相手の興味をひけばどんどん広げてくれる。しかも無料だ。


焼肉ライク時代は年間約100本のテレビ番組に取り上げてもらっていた。

それはコロナ過において、個食が取り上げられやすかったというのももちろんある。

ただ、メディアプロモーションを大事な戦略の一つとしてとらえており、待ちの姿勢ではなく様々なことにチャレンジしてきた。

知名度は来店動機に大きく影響する。
顧客心理として、まったく聞いたことのないお店に行くより、聞いたことのあるお店に行く。安心だから。

急速なチェーン展開を目指していた私たちは、知名度をあげることが大事だと思っていた。

その中でも最も狙っていたのはテレビに取り上げられること。
Youtubeや各種SNSが発達したとはいえ、がぜん大きな影響力を持っているのはテレビで瞬間風速は圧倒的である。

ではテレビに取り上げられる為にはどうしたらいいのかの要素を書く。

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1,303字

飲食のこと、経営のこと中心に有村壮央がすべらない切り口で書きます。 外食企業分析や新業態のアイデアなど通常のSNSではかけない事も書いてい…

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