紫芋粉を使ってさつまいもの渦巻きパンとマカロン
おやっとさあ、おいどんはケイチェルおじでごわす。
言っとくけど、鹿児島ではおいどんもごわすも使わないからな!(3回目)
鹿児島と言えば、おいたんが通ってた高校はお昼が弁当か学食かって感じだったんだけど、教室で隣の席のやつがたまにパンを持ってきて食べてたんだよね。3つあるパンのうち必ず紫芋のパンが1個あって、それがあまりにも美味しそうで、おいたんはある日そいつにお願いして、おいたんのぶんも買ってきてもらったことがある。
その後席替えがあっかりしたからか、その同級生にパンを買ってきてもらうこともなく、紫芋のパンを食べたのは一度きりなんだけど、今でも忘れられない美味しさだったんだよなあ。
そのパンを再現できないものかと思ってたんだけど、紫芋って関東じゃなかなか出回らないらしい。それで諦めかけつつも、ある日たまたま沖縄の紅芋タルトについて調べてたら、YouTubeで紫芋のパンのレシピが結構あることに気づいた。
↑この動画によると、紫芋パウダーっていうのがあるらしい。普通のさつまいもに紫芋パウダーを混ぜれば「なんちゃって」ではあるものの、紫芋のパンが作れそうだ。しかもおいたんの思い出のパンはまさにこういう渦巻き型のパンだったから、ほぼこの動画の通りに作れば再現できそう。
そんなことを考えてた矢先、偶然にもnoteご近所のマミーゲさんが紫芋粉を使った蒸しパンを作られてた。
おいたんは知らなかったけど、紫芋粉のアントシアニン系色素がアルカリ性のベーキングパウダーに反応してギャラクシー色に変色しちゃうんだって。ご本人はすっかり忘れてて間違ってギャラクシーになったって言ってるけど、重い厨二病のまみげさんのことだから絶対ワザとやったと思う。
と言うわけで、渦巻き型の紫芋パンの材料です。紫芋粉はTOMIZで買ったよ。
前日にマカロンの方を先に作ったので、さつまいもは一部カット済み🍠重さを測ったら270gで、皮を剥いたりヘタを取ったりしたらちょうど分量の250gになりそう。
最初に紫芋ペーストを作ります。さつまいもを一口大に切って5分ほど水に晒し、柔らかくなるまで茹でます。
茹で上げたらマッシャーで潰してバターと塩を投入(本当は有塩バターなんだけど切らしてた)
紫芋粉を入れます。
さらに生クリームを入れます。
よく混ぜて、ピタラップして置いておきます。
次にパン生地を作るよ。
強力粉250gに対して牛乳130ccと卵1個入るからブリオッシュみたいな生地だね。これは期待できそう。
クッキングマットに移して捏ねていきます。めっちゃベチャベチャする生地!やっぱり前にブリオッシュ作ったときに似てる。
15分+バターを入れて5分捏ねて、一次発酵させます。室温で70分ほど。
パンチして5分割し、丸めて15分ベンチタイム。1個90gくらいでした。
ベンチタイム後、マットに打ち粉をして伸ばします。
紫芋ペーストを5分割(1個64g)して、塗り広げます。
下からくるくる巻いて閉じます。
さらにそれを伸ばします。
↑1番の難所はここかな。生地が破れて中のペーストが少し漏れた。折り込み生地と一緒で麺棒で優しくトントンしながら伸ばさないとダメだね。
ピザカッターで6本ほど切れ目を入れて、
左上端から斜めに巻きます。
棒状になったものをぐるっと渦巻きに巻いて成形は終了。
と、簡単に書いてるけど、縮もうとする生地を伸ばす過程がめっちゃ大変で結構時間かかった。全部で5つできるんだけど、とりあえず天板に乗る4つを仕上げてひと休み。
30分ほど二次発酵させて、溶き卵を塗ります。レシピの動画では塗ってないけど、おいたんが昔食べたやつは茶色の焼き色が付いてたと思う。
180度で25分焼きました。
☆☆☆
さて、前日に紫芋粉とさつまいもでマカロンも作ってたよ。
マカロンコックはスイスメレンゲで。紫芋粉に加えて赤と紫の着色料も使用。紫芋粉は卵白とも反応して変色するらしい。ギャラクシーマカロンも面白いと思ったんだけど、レモン汁入れて変色防止しました。
バターとさつまいもと紫芋粉のバタークリーム。
てなわけで、さつまいもの渦巻きパンとマカロンのできあがり。
渦巻きパンはブリオッシュ生地ぽい、リッチでフワフワ〜
パンもマカロンも甘さ控えめ。洗練されたような見た目だけど、サツマイモだからやっぱり素朴な美味しさだな。
パンとマカロンはお隣のお婆さんにお裾分けしようと思ったらあいにくお留守だったので、とりあえず近所の友人にあげました。先週のブルーベリーパンとクッキーもお隣さんがお留守だったんだよなあ。明日もう一度ピンポンしてみよう。
これからの季節、note製菓部の皆さまがこぞってさつまいものスイーツをお作りになると思いますが、スイートポテトに飽きたら渦巻きパンやマカロンはいかがかな?
おわり。