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クラロワリーグ | CRL East | 2020-Fall | PO展望:KIX Team

苦節3年、世界は遠かった。今こそKIXの歴史に新たな1ページを刻むとき。

『クラッシュ・ロワイヤル』の公式eスポーツリーグ『クラロワリーグ イースト』2020年フォールシーズンのプレイオフ10月24日から始まる。Week1に登場するのはレギュラーシーズン3位から6位の4チーム。今週は直前特集として、この4チームを順番に紹介していく。

4日目は、KIX編。

CRLが発足した2018年の開幕シーズン、KIXはアジア12チーム中11位の弱小チームだった。しかし彼らは、Internationalなチームカラーは曲げずに、一段一段階段を昇るようにして強くなっていった。今ではリーグを2季連続でベスト4でフィニッシュする強豪チームにまでチームは成長したのである。

この3年間、決勝戦にも世界にも縁がなかったKIXが今季のPlayoffsで目指すのは、もちろん世界大会への初出場、そして、リーグの初優勝である。今こそKIXの歴史に新たな1ページを刻むとき。

決戦の日まであと1日!



今季レギュラーシーズンの成績:KIX Team

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『CRL East 2020 Fall』のレギュラーシーズン、KIXは3位だった。開幕前からPONOS・Novaの2強を追いかける存在として戦力を高く評価されていたが、その前評判通りの強さを発揮した。

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レギュラーシーズンの順位表。

2位Novaとは同じ勝ち数で、セット得失(S±)の差で3位に甘んじた。もし2位に食い込めていたならば、その時点でチーム悲願の”世界大会初出場”が叶っていた訳だ。逃がした魚は大きい。

セット別の数字を見ていくと、Set1(2v2)とSet2(KOH)は5割を切っている。なのになぜ8勝6敗の3位なのかと言えば、勝負のかかった大事なSet3(1v1)5勝1敗という高勝率で勝ち切れたからだ。プレイオフ仕様のBO5制(2v2 - KOH - 1v1 - 1v1 - 1v1)で1v1の回数が増えることは、KIXにとって追い風にしかならない。

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レギュラーシーズンの戦績。

大きな連敗もなく、順調にシーズンの長丁場を乗り切った。全6敗のうち5つを0-2のストレートで負けている点は気になるが、プレイオフではSet3・Set4・Set5が得意の1v1に変わる。あまり心配はしなくてもよいだろう。

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選手の個人成績。

2v2では、Light & iSlawペアが最も多く起用されたが、シーズン最終週に来てLight & YUYAの新ペアが起用され、まずまずの結果を残した。KOHのラインナップも豪華だが、何といってもKIXの強みは、1v1でSet:3-0のLightと、Set:2-1のBenZer。この2人の存在が頼もし過ぎる。


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Key Player:KIX Light

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PlayoffsにおけるKIXのKey Playerを1人だけ選ぶとすれば、弱冠16歳のエジプト人プレイヤーLight(Mohamed Light)。

レギュラーシーズンでは、ルーキーのデビューシーズンにもかかわらず、2v2・KOH・1v1の全セットを担当。”世界1位経験者”(2020年1月)という実績からある程度の活躍は予想されていたけれど、ここまで万能にフル回転で活躍してしまうのはいい意味での想定外で、規格外な選手だ。KOHで3タテがなかったのが不思議に思えるほどだが、それは彼が基本的にKOHの大将(3番手)を務めていたためである。

いまや人気面でもうなぎのぼりで、日本コミュニティにつけられた二つ名は「」。黄金の椅子を背に彼が画面に登場するシーンは、もはやEast屈指の盛り上がりどころの1つになっている。

KIX Light
スケラ
:6回(4W-2L)
ロイホグ:4回(3W-1L)
迫撃:3回(2W-1L)
ロイジャイ:2回(2W-0L)
バルーン:2回(2W-0L)
ディガー:2回(1W-1L)
枯渇:2回(1W-1L)
ラム:2回(0W-2L)
ゴブジャイ:1回(0W-1L)
ホグ:1回(0W-1L)

Lightが1v1・KOHで使ったデッキをメインウェポン別にカウントするとこうなった。

使用回数が一番多かったのはスケラ。そして、様々なウェポンのデッキを使うだけでなく、それできちんと勝っているのが彼の凄いところ。何を使ってくるのか分からないし、何を使ってきても怖い。PNS Mugiと並んで、Eastでもっとも対戦相手のアナリスト泣かせな選手といえるだろう。

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対戦成績:vs FAV, vs Talon, vs W.EDGM

KIXがPlayoffs Week1で対戦する可能性のある3チームとのレギュラーシーズンの試合スコアを集めてみた。

初戦(10月24日・PO Match1)で対戦するのは、FAV。今季1勝1敗と互角の相手であり、6位だからと言って侮ることはできない。

▽vs FAV(Match16Match47

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▽vs Talon(Match11Match36

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▽vs W.EDGM(Match5Match41

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Playoffs展望:KIX Team

さいごにまとめとして、KIXのPlayoffs Week1を展望しておこう。

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CRL Pocket」より対戦成績表。

Playoffs Week1で対戦する可能性のある3チームとKIXは、いずれも1勝1敗という結果であり油断のできる相手は1つもない。しかし、プレイオフ仕様のBO5制(2v2 - KOH - 1v1 - 1v1 - 1v1)によって、チームの強みである1v1セットの回数が増えることを追い風にしていきたい。

KIX Team 予想布陣
2v2:Light & YUYA
KOH:iSlaw (YUYA, JayTV), BenZer, Light
1v1:iSlaw, BenZer, Light

Playoffsでの筆者の予想布陣はこの通り。

2v2は6:4で新ペアLight & YUYAの起用を予想する。1v1・KOHのLightBenZerは当確として、試合ごとに入れ替えがあるとすれば3人目の枠だけだろう。最終週Week9の起用を見ると、iSlawがそこに来る可能性が高い。だが、日本人ルーキーYUYAや、ラヴァ使いのベテランJayTVをノーマークにしてしまうのはいささか不用心というものである。■

KIX Team
★★☆☆☆:2v2
★★☆☆☆:KOH
★★★★★:1v1
★★★★☆:選手層
Key Player:Light

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- Playoffs概要:CRL East 2020 Fall

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『CRL East 2020 Fall』のPlayoffsには、レギュラーシーズンの上位6チームが出場する。Eastの頂点を決める闘いであり、上位4チームに与えられる冬の「CRL世界一決定戦」への出場権をかけた闘いでもある。

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Week1には、3位から6位の4チームがダブルエリミネーション方式のトーナメントを闘い2チームが勝ちあがる。

Week2にはこの2チームと、1位2位のチームがシングルエリミネーション方式のトーナメントを闘い、1位から4位まで格付けをおこなっていく。

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今季の賞金総額は、225,000 USD。優勝賞金は、120,000 USDである。


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