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📝ROEとROA
お疲れ様です、かぶ猫です。
今回も基本的な指標についてまとめ。
ROE = Return On Equity (自己資本利益率)
ROA = Return On Asset (総資産利益率)
✅ROEとは
計算式から分かる通り、企業が自己資本に対してどれだけ利益を生み出せているか、企業の経営効率性を計る指標。
ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本(純資産) ×100 (%)
![](https://assets.st-note.com/img/1706182288310-NS3wkVmrip.png?width=800)
経済産業省が公表した報告書(伊藤レポート)では、日本企業が目指すべきROEの水準は8%だそうだ。もし毎年、ROE8%の利益を出し続けるとすれば、8%×8%×8%…10年後には企業の純資産は2倍以上に成長するはず。
⚠自己資本が小さい企業は高ROEになりやすい
例で言うと、ファーストリテイリング(9983)のROEは20.4%だが、レオパレス21(8848)は60%にもなる。自己資本比率が低い企業の場合、こういった傾向に陥りやすいよう。例えば、ファーストリテイリングの自己資本比率55%に対して、レオパレス21は20%程度と少ない。
レオパレスに関しては、過去に経営危機に陥った影響で、自己資本が極端に少ないとのこと。ただ、高レバレッジで儲けを出している企業などはROEも高く出やすい一方、リスクもあるため注意が必要だ。
✅ROAとは
こちらもROEと近いが、企業の負債も含めた総資産に対してどれだけ利益を生み出せているかという効率を計る指標。
ROA = 当期純利益 ÷ 資産 × 100 (%)
![](https://assets.st-note.com/img/1706183768215-XBbBlGpr07.png?width=800)
👉ROEとの比較でレバレッジ経営を見抜く
引用した図を見ると分かる通り、負債も含めた資産と純利益の比較になっている。つまり、負債が大きく純資産が小さい場合には、ROEは高いが、ROAは低くなり、ここに大きな差が生まれることになる。
極端なレバレッジ経営をしていなければ、ROEとROAの差はせいぜい2~3倍程度だそう。もし7~8倍などの開きがある場合、業績が傾いたときに一気に企業が倒産するリスクが高くなるため要注意とのことだ。
✅自己資本比率のチェックも忘れずに
いずれにせよ、自己資本比率との比較をすることでこうしたリスクを避けることができるので、併せてチェックしておこう。
自己資本比率 = 純資産 ÷ 資産 × 100(%)
![](https://assets.st-note.com/img/1706184253111-onCkrXHybl.png?width=800)
こちらのサイトから引用させてもらった。
詳細を見たい方は、リンクからどうぞ。
今回は以上です。
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