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2年で30店舗出店、スピード展開を支える「個人の能力に頼らない経営」ーー美容室ルスリー代表・原和己

美容室・ネイルサロン・エステサロン・まつエクサロン・整体院・接骨院・鍼灸院などの店舗オーナーさまを対象として「現場卒業実践会」がスタートしました。

講師は、美容室ルスリー代表(2年で30店舗出店)・原和己が務めます。

この実践会では、現場に立たなくても売上が上がる仕組みの構築を目指します。もちろん、この実践会に参加したからといって、現場を卒業しないといけないわけではありません。「いつでも離れようと思えば離れられる」準備をし、経営の選択肢を増やすことが目的です。

この記事では、有料のスクール内で開催している「現場卒業実践会」の内容をレポートします。

この記事は無料Web広報誌「KABUKITA MAGAZINE vol.2」の内容をnote掲載用の一部編集したものです。

講師情報

美容室ルスリー代表・原和己

1981年、岐阜県生まれ。
工業高校を卒業後、美容学校へ。
大型サロンにて13年勤務したのち独立
2015年 ルスリー設立(2名でスタート)
2018年より美容室向けの経営セミナーやメーカー講師として登壇
2021年に株式会社Lsuriiを立ち上げ、ルスリーのFC店舗事業をスタート
2024年25月時点、全国に30店舗を展開。

「経営者」の仕事ができる未来へ

「自分が売上をあげないと経営が成り立たない」「毎日顔を合わせるスタッフに気を遣い続けている」「現場を離れたら収入がなくなってしまう」。

どれかひとつでも当てはまる店舗オーナーは、ぜひ「現場卒業実践会」に参加してください。

私は、美容室ルスリーグループ(直営3店舗・FC27店舗)の代表をしています。2015年に開業し、2020年に現場を卒業後、FC構想をスタート。その後、2022年には17店舗、2023年には11店舗というスピードで、店舗展開を推し進めてきました。

ルスリーが、これだけのスピード出店を実現し、どの店舗でも実績を出せる理由こそが、今日みなさまにお伝えする「個人の能力に頼らない経営」にあります。

特定の社員に売上が偏っている、社員ごとにリピート率にムラがある、社員がやめたら経営が成りたたないなど、どれかひとつでも当てはまるのであれば、それは「個人の能力に頼った店舗経営」です。

この状態が続けば、売上が高い社員は引き抜きや独立というかたちで店舗を去り、売上が低い社員は給料が上がらないことを理由に離職。オーナーであるあなたが現場に出ざるを得なくなり、経営にまで手が回らないまま体力の限界へ。40~50代で廃業となり、就職先を探すことに・・・、なんてことが実際に起こっています。

現場卒業への手順は「集客」「リピ―ト」「求人」の3ステップ。難しいことではありません。

「現場卒業実践会」でお伝えすることを実践いただければ、そのような未来を避けることができます。時間と経済的なゆとりをもちながら、大切なお客さまと大切な社員のために経営に専念できる未来へ一歩踏み出しましょう。


本当に集客活動できていますか?

はじめに「集客」について。

「集客できない」というオーナーのご相談を多くいただきますが、フタを開けてみると集客の準備すら出来ていないことがあります。

❶掲載媒体(無料・有料)への掲載(最低3日に1回以上の更新&口コミ獲得)
❷Googleマイビジネスの解説(最低3日に1回以上の更新&口コミ獲得)
❸集客用のSNSの解説(最低3日に1回以上の更新)
❹集客用LPの作成(SNSに必ず設置、誘導)

これらは「やっていて当たり前」。「どれがいい」という話ではなく、すべてやった上で、業界やエリアとの相性から注力するものを見極めてください。

最低限の準備と、有料媒体のプランアップや広告などの施策を組み合わせることで、さらに、認知・拡大を加速させることができます。

ただ、これらは、明確な「コンセプト・ウリ」があってはじめて成り立つものです。もし、集客活動をしているのに反応がないということであれば、コンセプト設計の見直しが必要かもしれません。


リピート率はプロダクト設計が決める

続いて「リピート」についてです。リピート率を上げるというと、カウンセリングや接客マニュアルの作成から注力される方もいますが、リピートされやすいかどうかはプロダクト設計の時点でおおかた決まってしまいます。

❶リピートするための理由が3つ以上あること
❷コース・回数券・サブスクなどリピートしやすいメニューがあること
❸次回予約などの仕組みや特典があること

これがリピートの基礎になります。リピートする理由がないものはリピートされませんし、リピートしたいと思っていただけでもその仕組みがなければチャンスを逃してしまいます。

まずはプロダクト設計を確認した上で、あなたのプロダクトにおいて必要な指標(例:新規次回予約率80%以上)を再現するためのマニュアル作成に着手してください。


選ばれる求人コンセプトの作り方

最後に「求人」です。求人においても、プロダクトと同様にコンセプトが重要になります。

❶提供できる働き方の特徴は?
❷業界・市場のどんな負の感情を解決できるか?
❸競合他社と比べてあなたの会社を選ぶ理由は?
❹あなたの会社が解決できる業界にありがちな離職理由は?
➎近隣の競合他社と差別化できる点は?

これらが選ばれる求人コンセプトづくりの糸口になります。

そのコンセプトにあったターゲットを設定をすることで、ミスマッチによる離職を防ぐこともできます。コンセプトに魅力を感じ、会社に長く在籍してくれる人物像(性別・年齢・性格・価値観・悩みなど)を書き出し、マッチングの精度を高めていきましょう。

しかし、「早く現場を卒業しないと」と焦って採用をしてしまわないように注意してください。求人のタイミングを見誤れば人件費だけを垂れ流す状態になりますし、採用してはいけない人材を採用してしまうと膨大な教育・管理コストがかかってしまいます。

採用においては慎重な入口管理(見学・面接)が必要となりますが、こればかりは場数が全てです。いきなり正社員雇用が不安であれば、業務委託契約からスタートすることをお勧めします。


全スタッフが次回予約率90%以上!再現性の高いマニュアルもお見せします!

ここまで「集客」「リピート」「求人」のステップを解説してきました。この3つの再現性が確立されると、オーナーが現場にでなくても、売上・利益が安定するようになります。

その先の事業展開は、直営出店・FC展開・OEM開発・卸業・コンサルティング・スクールビジネスなどさまざま。

あなたはどんな経営者になりたいですか?どんな生き方をしていきたいですか?

「現場卒業実践会」では、どんなスタッフでも次回予約90%を達成している、ルスリーの実際のマニュアルも一部をお見せしています。

メンバー同士の成果報告・シェア会をおこない、成功例も失敗例も共有し合いながら、共に成長するコミュニティとして活動しております。

「今すぐ現場を離れるつもりはないけれど、その選択がいつでも出来る準備をしておきたい」という状態でも大歓迎です。ぜひ一緒に挑戦していきましょう。

\ 原和己さんのInstagram /

「現場卒業実践会」は、ビジネススクール「北原の精神と時の部屋」内で開催中です。北原によるスクール説明会(ZOOM)も毎月開催中。詳細はこちらから。

この記事が収録されている「KABUKITA MAGAZINE vol.2」(無料)はこちらから。企業や経営にまつわるコンテンツを多数収録しています。

この記事を書いた人:今村ゆり


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