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後輩の婚活サポートを始めることになりました

先日、休みの日に仲の良い後輩のクドーちゃん(35歳♂)と飲みに行った時の話。

数日前から「〇日の18時に集合な」と約束していたのですが、当日、彼は何の連絡もなく1時間以上遅れて登場しました。

理由を聞くと、集合時間をぶっちぎって、散髪に行ってたとのこと。

たしか「後輩が無連絡で散髪に行って遅刻してきたときは、無条件でぶっとばしていい」と法律で決まっていたと思うので、さっそく助走を付けて大きく腕を振りかぶったところ、

「かぼちゃさん、俺、婚活始めたんです」

と突然、告白されました。

ビタッ!と止まる僕の腕。
独身街道まっしぐらと思っていたクドーちゃんが……こここ婚活だと……!!

どうやらその婚活のために、まずはボサボサに伸びた髪をすぐにでも整えたかったとのこと。まぁそれなら仕方ないか…。

僕は振り上げた腕を下ろし、ひとまず話を聞いてみることにしました。(でも遅れるなら連絡くらいしてくれ)

照れるおっさんの溢れる本気

照れるおっさんの画像って全然ない

いつもよりやけにさっぱりした印象のクドーちゃんに、まずは「なんで急に婚活を始めようと思ったの?」と聞いてみました。すると…

「いやぁ…なんとなく、ですかね…」

いや、そこ照れるの?中年が照れるの?
絶対になんとなくじゃないだろうよそれは。

このクドーちゃんという男は、普段はちょっとクールな感じなんです。だからこそ自ら恋愛に向かおうとしている姿を自ら明かすことだけでも相当恥ずかしくて、理由をぼかしたんだと思います。

もうそれ以上は聞くまい。よく打ち明けてくれました。ありがとう。それだけでパイセンは嬉しいぞ。

ところがお酒が進むと、クドーちゃんの本気具合が漏れに漏れまくってきました。

「タバコNGって女性が多いんで、
 おとといからタバコやめたんですよね~」

「プロフィールに載せる写真がないんで
 ちょっとイイ感じのところで撮ってくださいよ~」

「俺ってメガネ取った方がいいですか?」

おいおい、本気すぎんよクドーちゃん…。どこが「なんとなく」だよ…。やる気スイッチがガッチガチにONになってるやん…。

クドーちゃんという男

とあるゲームで国内ランカーだったらしい

ここで読者兄貴のみなさまに、周りの人間から「完全に結婚は諦めた勢」と思われていた、このクドーちゃんという男を軽くご紹介します。

・35歳男。僕の知ってる限り4~6年ほど彼女はいない
・仕事は技術職で、職場ではそれなりに周りから頼られる
・結構なめんどくさがり、がさつと思われやすい一面も
・友達と飲み歩くの大好き
・ひとりで家飲みするのも好き
・ラーメンが好き、外食が好き
・よくしゃべる。黙っててもよくしゃべる
・ゲームはプロ級の腕前
・知識欲は人一倍
・基本的にひとりでどこでも出かける
・ごくたまにデリカシーのない言動がチラチラ
・でもたまにとんでもない気遣いや男気を見せる
・声が大きくてたまに周りの人にビビられる
・ファッションにも気は使うが女性ウケが良いとはあまり…
・おそらく女性からしたらすぐに「友達フォルダ」に分類される人柄

僕はこのクドーちゃんとは10年来の付き合いになります。ふたりで海外旅行まで行っちゃう仲ですが、決して悪いやつではありません。ゲームとお酒が好きなオタク気質の良いやつです

ゆるぎない信念や正義があって、大切な人を守るために堂々と戦える心の強さも持っています。

男友達には好かれるタイプですが、女性からしたら好き嫌いは思いっきり分かれるタイプだと思います。

一言で言えば「クセの強すぎる男」、もしくは「独身をこじらせすぎた男」。それがクドーちゃんです。

俺が手伝うわ。まかせろ。

こんな子に何もかも任せてみたい

そんなクドーちゃんと飲むこと2時間あまり。「そうそう、これ見てくださいよ」とスマホの画面を見せられました。

それは、登録したばかりの「ペアーズ」のプロフィール画面

プロフィール写真の1枚目は自分が居酒屋で飲んでるところの顔がわかる写真で、あとの5枚は好きなご飯とお酒の写真。

プロフィール本文は、住んでいるところと一人暮らしであるということ、仕事、趣味、休日の過ごし方に触れてからの真剣さアピール…というテンプレ仕様。

「どうですかね…?」と尋ねられましたが、正直、僕からしたら2点だと思いました。
しかも、10000点中の2点

パッと見た感じでわかる、普通&無難路線。何の狙いも目的もない上に、何よりクドーちゃんらしさがまったく感じられないことが一番悲しい。

さらに、ライティング的にも、マーケティング的にも改善の余地しかなく、婚活用のプロフィールとしてまったく効果的に機能していないと思ったからこそ、10000点中の2点だと思ったよとズバッと伝えました。

悲しそうな表情を浮かべる、10年来の後輩(というかおっさん)…。うーーん…。

「わかったよ。俺が手伝うわ。まかせろ。」

「マジっすか!ありがとうございます!お願いします!」

待ってましたとばかりに食いついてくる30代半ばの後輩。まったくかわいくはありませんが、これからこの独身こじらせすぎクセつよ男である、クドーちゃんの婚活サポートにカロリーを費やしていくことになりました。

婚活のこと本格的に記事にしていきます

まずは下ごしらえからね

このnoteの自己紹介欄?にも書かせてもらっているように、僕はチビデブのアラフォーの昭和生まれですが、生業としているライター&マーケターの技術や経験+αを活かして婚活し、結婚しました。

「ほらな?アラフォーのデブでも、結果を出せる婚活ができるんだわ」

以前からクドーちゃんにはそんな話をしていましたが、もしかしたら、僕がそんな話をしていたからこそ、クドーちゃんは婚活を始めようと思ってくれたのかもしれません。そうだったらいいな。

そこで今後は、クドーちゃんのサポートの様子を踏まえつつ、読者兄貴にも活用してもらえるような、僕が苦くて甘い経験から得た婚活テクニックをお伝えしていこうと思います。

「じゃあまずはこのプロフィールを添削してくださいよ!」

なんて早速クドーちゃんは言ってきましたが、プロフィールを作る前にやるべきことがあります。

まずはじめは、婚活に臨む心構えや、考え、方向性の整理。ここが本当に大事。

次回はこのあたりのお話をしていきますので、またご覧になってくださいね。

かぼちゃ


おまけ

実はクドーちゃんと飲みに行ったのはふたりではなく、他にも仲間がいました。

その中には婚活をしているというアラサーの女子後輩もいて、

「婚活してる時、女性にこんなことしてもらったら嬉しかったなぁ」
「女性のプロフィールにこんなことが書かれてたら辛いよなぁ」

…というような話をしたら、それが彼女が考えてもいなかったことらしく、意外と「刺さった」みたいで、もっと話を聞かせてほしい!と言われました。

ああ、そういうのも喜んでもらえるのかと思ったので、今後はそういった読者姉貴にも「へ~」と思ってもらえるようなことも、少しずつお伝えしていけたらと思います。

ちょっとだけ期待してくれよな!

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