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【ライブレポ】超NATSUZOME2024振り返り【雨のち晴/酷暑】

「フェス行ってないで投票したら?」って言われても、東京都民じゃないんだよなあ。

というか、むしろフェス会場に投票所が来い。地下アイドルオタクのかべのおくです。


2024年7月6,7日、幕張海浜公園Gブロックで行われた「超NATSUZOME2024」に、行ってきました。

夏、始まったな。


今年も梅雨明けしていない中、天候に悩まされながらの開催でしたが、それでも「やっぱり夏フェスはいいな」ということを再認識できる2日間でした。

個人的にはFES☆TIVEの青葉ひなりさんと過ごす最後の夏、申し分のないスタートダッシュだったと思います。

雨、そして酷暑の中、何とか無事に回し切ってくれた運営・スタッフの皆さん、そして出演アイドルの皆さんには感謝が止まりません。


概要

「夏を初め、夏を染める」をコンセプトに2020年から開催されている超NATSUZOME。2021年から、4年連続での幕張海浜公園Gブロックでの開催となった。主催はNATSUZOME実行委員会(もともとはアイドル横丁サポーテッド)

例年通りステージは4つあり、メインは超ステージ。

ここ最近は有料配信だったが、今年はメインステージのみのTikTokライブ無料配信に切り替わった(ニコ生サイバー攻撃の影響?)。

それ以外に昨年と目立った変更はなく、昨年始まった「一曲入魂」ステージは、今年も実施された。


DAY1(7/6)振り返り

タイムテーブル

この日のお目当ては、超ステージのJamsCollection。ラストは透色→かすテラで、じんわり心に染み入る1日目の終わりを期待していた。

1日目(7/6)のタイムテーブル

ちなみに「タイテ管理 Stella」を使うと、見たいステージがらくらく絞り込めるのでオススメです。

Stellaでらくらく(DDにはしんどい)タイテ管理


ちなみに、10:15頃に到着しても未だ一般1DAYを10番刻みで読みだしていて、1900番近かった著者が入場できたのは10:26頃。

ちなみにこの時点でどのステージのタイテも10分程度押しており、いきなりタイテが全く読めない状態でのスタートであった。

Pallete Parade(超)

MyDearDarlin'(超)

ラナキュラ(超)

Task have Fun(NATSU)

rad sound rebels(SOMARI)

fishbowl(超)

レポ書き忘れたけど、フルで見ていた。

fishbowl(超)

暑さが残る14時台でも、安定した歌唱・ダンス。熱波の大サビ、ぶっ飛び具合はクセになりそう。あと二兎のダンスがピースとウサギを基調にしてるのもオシャレでよかった。今年は新間いずみさんの歌をたくさん聴くぞ。

JamsCollection(SOMARI)

透色ドロップ(SOMARI)

最近「MIXがうるさい」とお気持ち表明されがちな透色現場。しかし「そんなことばっか言ってると、弱いオタクみたいだからおやめなさい」とはいつも思う。というか他人の声を気にしている暇がないほど、透色の音楽は素晴らしすぎるのですが、そこんところどうですか?

あと、オタクなりたてのピンチケが流入してくるのはアイドル現場としては決して悪くない傾向に感じる。このままのフロアの熱量で、横浜アリーナのメインステージ、そしてその先の未来へ走り抜けてほしい。

MyDearDarlin'(ZOME)

正直「プラネタリウム」を期待していたので、1曲目「ナノラブ」の時点で違うか…と諦めムードに。しかしそれ以上に「ラブレター」の満足度が高く、今のマイディアのクオリティの高さを見せつけられた。水城さんが卒業する7月23日まで、歴代最強の6人を見届けたい。

Peel the Apple(超)

知り合いが「Va!Vamos!」の2A歌詞がシチュエーションとマッチしててとてもよかったと言ってたので、ここに置いておく。

Musixmatchより

アンスリューム(超)

JamsCollection(超)

今思うと「置きにいった」セトリだったけど、それでよいというかそれがよい。新体制になりたてだった去年のNATSUZOMEと比較するとメンバーも慣れてたし、オタクもたくさんコールするようになった。お互い成長を実感して、「ここから武道館まで走っていけるな」という自信をつけられたんじゃないかと思う。

透色ドロップ(NATSU)

このシチュエーションにぴったりな曲だって持っているだろうに、あえてスーパー王道3曲を持ってきた透色。いつものライブと変わらない、地に足がついたよいステージだった。

かすみ草とステラ(NATSU)

終わりのMCで「絶対にこの夏なんです」と語るように、この期間に絶対に飛躍するぞという意思をひしひしと感じる、集中力の高いステージだった。あらためて中止にならなくてよかったなと思った。

雑感


DAY2(7/7)振り返り

タイムテーブル

この日のお目当ては超ステージのFES☆TIVE。炎天下で横移動しないと夏が始まらない。この1年で急成長、初めての超ステージに挑戦するドマレコのパフォーマンスにも大注目だった。

2日目(7/7)のタイムテーブル

2日目はVIPチケットだったので、何とか最前を確保。しかしここから開演待ちの30~40分が一番きつかったし体力を持っていかれた気がする(FES☆TIVEオタクが何人か体調崩してたの、この待ち時間のせいでは?)

FES☆TIVE(ZOME)

ここに書いていないが、2曲目は最新シングルに収録されている「青春ハートビート」。目下最高速でオタクの心を鷲掴みしている曲で、今後大事なところで披露されることになりそうなので心の準備を。

ideal peco(ZOME)

今年はTIF初出場のアイペコ、この勢いをそのままお台場まで持っていきかねない。後先構わず、見せられるものをすべて見せようという姿勢をひしひしと感じた。メンバー一人ひとりのダンス・歌唱・表情管理も洗練されていて、もっと大きいステージに上がってゆくグループになることを予感する。

BYBBiT(ZOME)

TSUIMA Inc.に完全所属となってから楽曲の方向性が大きく変わった(らしい)同グループだが、このステージはFreeK所属時代の面影を感じさせるものであった。時折、北海道の地域性をのぞかせる歌詞も、地方アイドル独特だと思うし、オタクの熱量もすごく好みではある。

SWEET STEADY(ZOME)

ドラマチックレコード(超)

マリンブルースクランブルはこのステージが7人体制初披露、というか新体制お披露目自体がNATSUZOMEの2日前。完成度はさておき、「本当によく間に合わせてくれた」という感謝の気持ちが強い。

盛り上げる曲を続けざまにぶつけて、最後に「瞬間ドラマチック」を持ってこられるのは、5人体制の時の貯金が効いている。加えて、新メン2人がちゃんと歌えるおかげで先輩メンバーもだいぶ楽になっている印象。舞台上の河西さんと見つめ合った時間は、いまだかつてなかったくらい特別だった。

FES☆TIVE(超)

もう、楽しいとかじゃなくてこの20分間を生き抜くことだけで精一杯だった。でも、これこそが自分の見たかった景色だし、青葉さんと最後に味わいたかった季節の始まりなんだなと。

ただし、ここで軽く熱中症の症状も出てきていたので、次のMerry BAD TUNE.は泣く泣く回避。特典会を回ったりご飯を食べたりして体力回復に努めた。

ドラマチックレコード(NATSU)

時間帯的にもエモ曲は封印して「ゆーとぴあ」→「GIVE ME HUG」→「あいむいんらぶ!」と可愛い系に寄せた3曲。ギブハグで7人全員のメンバーコールできるパートがあるのは非常にうれしい限り。

カラフルスクリーム(SOMARI)

SWEET STEADY(SOMARI)

全方向美少女グループ。いつ誰を見ていても可愛くて見飽きないから、この中から一人推しメン選べって言われるオタクもかわいそうだと思う。

ただ、ダンスや歌唱も高いレベル揃っていることも、思わずステージを見入ってしまう要因になっていると思う。

高嶺のなでしこ(SOMARI)

CANDY TUNE(超)

なんキニ!(SOMARI)

育成するとなったら定評のあるなんキニ!。鹿目さんをフィーチャーしたけど新メン全員に光るものがあって、これからの伸びしろを感じる。来年はメインステージに戻ってきてほしい。

真っ白なキャンバス(SOMARI)

こういうライブ見ると、「やっぱり白キャンって、ていうか地下アイドルっていいなあ。。。」と思えてしまう。三浦菜々子さんの熱中症だけが心配だが、最後まで7人で戦い抜いてほしい。

雑感


所感

①超NATSUZOME2024どうだった?

まずはフェス全体の感想ですが、NATSUZOMEらしさが出てきていていい内容だったなと思いました。

何より幕張海浜公園の芝生で行われている時点で過酷さがだいぶ抑えられていて(それでも辛かったけど)、疲れたらところ構わず座り込めるのは非常に助かりました。唯一アスファルト上に立てられたSOMARIステージは灼熱でしたが、オタクが遊べる広大なスペースとして機能していたように思います。

賛否両論ある一曲入魂ステージも、ちゃんと見てはいなかったもののNATSUZOMEの一つの特色になりつつあるんじゃないかと感じました。


何より夏フェス一発目という独自性は今年も保たれていて、天候のコンディションさえよければ(それが一番難しいものの)100点という感じでした。目立って新しい企画がなかったぶん安定感があり、「NATSUZOME感」を醸成した2024年だったんじゃないかと思います。


②DAY1は中止にすべきだったのか?

さて、すこしトラブルになったのは1日目の夕方、雷による中断です。この問題と運営の判断について事後考察をしてみようと思います。


17:20頃、雨はポツポツなものの雷がなっており、ライブは一時中止となりました。


その後も雨は降り続く予報が出ていて、現場でも大きな稲光も見えていました。

17:25時点での20分後の雨雲レーダー


誰もが「これはもう中止だな…」と思いかけていたところ、運営から再開の発表がありました。


結果として、全ステージがほぼ1時間遅れで進行されることになりました。もともとタイテの終了時間が早かったことも功を奏し、何とか無事に(?)、終了を迎えたのでした。


この決断にたいしては、2つの側面から評価できます。なお、ここから述べることは後出しジャンケンみたいなものなので、難しい中判断を下した運営を責める意図は全くないことにご留意ください。


まず否定的に見れば、社会的倫理に照らし合わせたら即座に中止でよかったし、あまりにも結果オーライすぎると言えるでしょう。

運営が再開を判断した時点では、まだ雷雨が続くことは容易に想像出来ました。何より一番危ないのは周りよりも高さのあるステージです。つまり一番危ないのは実はアイドルだったのです。万が一会場に落雷があって怪我人、死人が出れば冗談ではすみません。

何かが起こったときの被害が読めず、起きたことに対して運営が全責任を負えないなら続行不可能と考えるのがまっとうです。


一方で肯定的にみれば、ひと夏にかけるアイドルとオタクにとって最大幸福を取りうる選択をしたとも言えるでしょう。

アイドルが立てるフェスの回数は、アイドル人生全体を通しても数えられるほどしかありません。雨で中止になってしまえば、そのステージに立てるチャンスは翌年まで訪れないわけです。オタクからしても、推しメンと作れるはずだった思い出をみすみす逃してしまいます。

その意味では、多少雨が降ろうが雷が鳴ろうが、無理やり決行したほうが幸福度の総量は上がると考えられます。実際のところ、運営はこの選択をして、結果的に天候は回復し事なきを得ました。



ここからは個人的な意見ですが、今回の判断は成り行きまかせで、あまり褒められるものではないと思います。

なぜなら、個人的に判断しようしたら続行という選択に流れがちだと思うからです。「いけなくもない天気だけど中止する」といえば、悲しむアイドルやオタクの顔は容易に想像できるでしょう。それでも重い判断を下すには、この選択が適切であることをフェスに関わる全員が了解して、責任を分散しなくてはいけません。

しかし、想定外の事態が起こった中で運営陣を集結させ、冷静になって意見をまとめようなどそうそうできるものではありません。だから事前に万が一のことを想定して「こういう状況になったらこうする」というシミュレーションをしておく必要があると思われます。しかし今回はSNSの発信を見てもかなり裏側が混乱している様子が見受けられ、果たしてどこまで組織レベルで判断出来ていたのか、疑問が残ります。


とはいえ、「中止」「続行」はどちらも法律違反ではありませんし、どちらにせよ批判は生まれるものです。しかしこういう事態が起こったときに、「こういう選択肢があって、適切な判断はこれだよね?」みたいなことを考察する材料にするのも面白いのではないかと思います。


③暑さ対策の重要性

とにかく天気に翻弄されることで定評のある超NATSUZOME、今年は暑さ対策の重要性も身にしみて感じました。

なぜNATSUZOMEで毎年暑さにやられるのか、それはその年初めての夏フェスであり、体がまだ暑さに慣れきっていないためと考えられます。


昨年のレポでも暑さ対策は重要と述べていましたが、今年はそれ以上の状況でした。これは開催時期が1週間後ろ倒しになった影響が大きいでしょう。


しかもこの日の千葉県は、35度に迫る暑さでした。

2024年7月7日の千葉県の天気

もはやこうなると、暑さ対策をいくらしたところでライブを見るのは1本が限界です。しかも、幕張海浜公園には日陰がそもそもあまりなく、昼間はかなりつらい状況でした。

加えて、首などにあてて直接冷やす手段は、やはり何かしら持っておくべきだと思います。手持ちファンやうちわでは、湿気や温度が上がると意味をなさなくなっていた印象でした。

あとは、冷えた液体を身体に入れるのも大事です。今年は水が常時100円で供給されていたのでかなり助けられましたし、キッチンカーで売られていた冷たい飲み物やかき氷も重宝しました。


とはいえ、ここで夏の過酷さをいやというほど味わえたのはむしろ幸運だったのかもしれません。ここから続く夏フェスラッシュ、皆さんも無理せず、ほどほどに無理をして、元気に乗り切っていきましょう。


おわりに

まとめます。

昨年のタイテと見比べると、顔ぶれ変わりすぎてて怖くなる。

以上です

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