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#3 芸術家では食べてけない
適職診断が「芸術家」な皆さんこんにちは、時折カバネでございます。
小さい頃からいまに至るまで、表示される適職はいつだって芸術家。昔は「アーティストとかかっこいいな」とか思っていましたが、大人になってみると「社会人向いてない」に感想が変わっていきました。
そんな職業の話について、先日、Twitterのスペース機能をつかってこんな話で盛り上がりました。
『オープン一般就労について』
僕と同じく発達障害や双極性障害を抱えた方の働き方は、会社員に絞ると大きく2つ。
1つは障害を開示して障害者雇用枠で働く、いわゆるオープン就労。
2つ目は障害を開示せずに一般雇用枠で働く、クローズ就労。
僕の場合はその中間というか、会社に障害を開示したうえで一般雇用枠で働いています。転職時の面接で「なんで履歴書に空白期間があるの?」と聞かれたので、「双極性障害でぶっ倒れてました」とかそんな感じで。
んで、転職して3年が経つのだけれど、幸いにしてダウンすることなく働けています。
どうしてダウンせずに済んでいるかというと、おそらくは職場環境が僕に合ってるみたい。特別な配慮は特に受けていないのだけれど、会社の制度が上手く噛み合っている。
具体的には、以下の3つ。
・フレックスタイム制度
・ほぼテレワーク
・仕事の裁量をわりと与えてくれる
体調の並が激しい僕にとってフレックスタイム制度、つまり「1か月トータルで決まった勤務時間」を働けばいいというのは、かなり有り難い。
そしてテレワーク、めっちゃ良いです。ほとんど家で仕事しているので、通勤時間が浮いた分を利用してジョギングするなど体力強化に勤しめる素敵。
また、僕はADHD由来のものなのか、とにかく日中の眠気が酷くて酷くて。昼食後に仮眠を取れるかどうかで仕事のパフォーマンスがかなり変わります。寝れなかったらハッキリ言ってゴミです。
フレックスタイム&テレワークを利用して、お昼を食べたら即昼寝。僕も嬉しいのはもちろん、会社にとっても嬉しいと思う。
最後に、仕事の裁量について。
これは障害特性というよりも性格的かも知れない。僕は仕事の進め方や段取りを細かく指定されると、ストレスで「イーーッ!!」ってなる。具体的には、発狂する。
なので会社員に向いてないな、適職診断が当てはまっているなと心の底から思うのだけれど、幸い、僕の職場は任せてくれる部分が大きくて、好きに出来るのは涙が出るほど素晴らしい。
ここまで脳内を整理してみたところで、思うに、発達障害に向いてる・向いてない職業という言説は、あまり信用しなくて良いのかも知れない。
職業よりも大切なのは、職場環境ではないか?
そんなことを考えていたけふここのへ。
もちろん、何かの間違いで書いた文章が書籍化されて、作家として生きていくのにやぶさかではないのだけれど。
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