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最期を支える人々  −母余命2ヶ月の日々−

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2015.6.23 「いたくてダメだ」

 6月22日、母から電話があった。しんどくて叔母の世話ができないと。いくつかの買い物を引き受け、明日の午後向かうと約束した。

 翌朝。「いたくてダメだ。救急車を呼びたいくらい。」とメールが入った。私は午前中の予定をキャンセルし、すぐに実家に向かった。

 実家では母が体を縮めるように横になっていた。動くと痛みで冷や汗がでてくる。これは普通ではないと思った。処方されている痛み止めを探して飲ませた。

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