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就活を終えてみて

内定式が終わりました。あと半年後社会人になると思うとちょっと楽しみだけど、学生でいたいなとも思います。

就活しない人が周りに多い中、なんでこの選択をしたかよく聞かれます。
「早く社会に出て違う景色を見た方がいいよ」
一緒にいた先輩にこう言われてから、休学の選択肢が消えました。なぜこんなことを言ったのかを確かめたかった。
休学してまでやりたいこともないし、今熱中できることもない。なら、社会人になろうって決めました。

3年生の10月から本格的に始めたので、ほぼ1年間。
なんで1年もかかったのか、書いてみようと思います。


就活遍歴

3年6月:サマーインターン出すか!リクナビ、マイナビ入れる
3年7月:第1回ES通るけど面接落ちる選手権開幕
3年8〜9月:インターンよりバイトの方が意味ありそうで就活やめる
3年10〜11月:就活再開。自己分析できなくて泣く
3年12月:ベンチャー落ちまくる。広告行きたいけど憧れ?
3年1〜2月:将来やりたいことがない。自分の幸せって?
3年3月:広告しかES出さない愚行に走る(この時は気づかない)
4年4月:第2回ES通るけど面接落ちる選手権開幕。過換気症候群になる
4年5月:持ち駒なくて2次募集受け出す。内定もらう
4年6〜7月:頑張れる環境がやっとわかる。内定もらう
4年8〜9月:夏採用受ける。就活おわり

なんで広告?


就活を始めてすぐ、行くんだったら広告業界かなと漠然と思いました。

きっかけは中学生の時に見た、「そうだ、京都行こう」のcmでした。このcmに出会わなければ、きっと修学旅行に行かなかったと思います。集団行動が苦手て、班決めで喧嘩してたり、そんなマイナスに偏ってた私に京都に行ってみたいと思わせてくれました。誰かの行動のきっかけを作れる仕事かっこいいな。これが私の原風景です。

大学1年生で初めて会った社会人が、広告代理店の人でした。楽しそうに仕事の話をするのを見て、こんな社会人になりたいなと思ったし、自分もその世界線に行きたいなと思うきっかけになりました。

憧れを抱くと同時に、自分には無理だなとも思うようになりました。入る大学間違えたやん。クリエイティブに行けるほど誰にも負けないこともない。そう思っていたけど、「左利きのエレン」みたいな仕事がしたいって思いが強かったです。


左利きのエレンは天才と天才になれなかった人の葛藤のマンガです。天才になれなかった全ての人へってキャッチコピーからカッコ良すぎます。

就活する上での課題たち

1年間で、自己分析の壁に何度もぶつかりました。ESは通るけど面接で落ちる原因も自己分析でした。やってきたことの希少性だけでESが通った結果、自己分析をすることなく面接に進んでました。

今まで、自分の幸せとやりたいことを考えることから、ずっと逃げてきました。
急に大切なものが無くなるぐらいなら、最初から持たないようにする。
そうやって生きてきました。
ペンを買った時にインクが無くなって書けなくなった時を想像する。って言うドラマの台詞がとても刺さったのを覚えています。

大学1年のリクルートの面接で「将来の夢は?」と聞かれ「結婚することです」って答えました。理由は約束がほしいから。結局インターンに行ってwillcanmustとか言われても、まずwillで手が止まりました。未来に対して無力なのに、将来に何を望んで今動くんだろうとずっと思っていました。

やりたいことがわからないからって逃げるなと先輩が言ってくれたのがきっかけで、自己分析ができるようになりました。自分が1番頑張れる環境を探すことです。

自分が頑張れる場所
「利益だけじゃなくて社会をよくしたいって思っている場所」
高校で行ったプログラムがCSR活動でした。それがきっかけで、社会貢献に力を入れている、地域のためにって思っている会社が好きでした。地域貢献の軸が生まれたのも、このプログラムに行ったことがきっかけです。ずっと関わっていた公務員のイベントも、社会をよくしたいって想いがある人たちがいることが関わる理由でした。

内定式で社員の方が、社会をよくするために頑張りましょうって話していて、ここにして良かったなと思えました。

総括

就活を終えてみて、周りにいる人の影響がとても大きいなと感じました。

私のバイト先には幸せとか抽象的なことを逃げずに向き合える人がいます。その人たちと一緒にいなければ幸せについて考えることはきっとありませんでした。これからも手放し続けたと思います。

まだ自分がどうやったら幸せなのか、自分にとって幸せって何かわかりません。でも自分の生活に幸せという軸ができたから、働く中で見つかればいいなと思っています。


どんなところで働きたいか、何をしたいのか。これも今まで出会ってきた人、環境の中でしか想像できないことです。
CAさん、リクルートの社員さん、公務員、フリーランスで働いている人。沢山の人に出会ってきました。
いろんな人に会えるのは当たり前の環境ではなくて、とても恵まれていました。ずっと選択肢があるのってすごいことです。

大学生で初めて出会った大人が仕事の楽しさを伝えてくれたから、社会人に対して憧れを持っていました。その人が広告代理店の人じゃなかったら違う道を選んでいたかもしれません。
その一方で、仕事に対してネガティブな話をする人もいます。広告行きたいですって話すと、ブラックだよ言われることも多かったです。なんでそんなことを言ったのかわからないけど、誰かの夢にいいねって言える人でありたいなと思います。

自分が今まで見てきた世界、出会ってきた人の中でしか選択肢は生まれてこないし、判断軸も形成されないと思っています。結果、私は人と深く関わることが怖くなってしまったけど、見たいものを見てきたことは後悔してないです。きっかけをくれたたくさんの人に感謝しています。

P.S

逃げるなと伝え続けて、後悔しないように支えてくれたこーやさん。毎回面接前に壁打ちしてくれて、夏まで一緒に就活してた遠山。仲間がいるって最強でした。就活に何も口を出さなかった両親。
支えてくれたり、応援してくれたり、一緒に目標を追いかけてくれる人が周りにいてくれて本当に嬉しかったです。


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