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バツイチ女がマッチングアプリで2000いいねを獲得するまでの話.26 ケント編完結〜まさぐる〜

その後、ケントとは何度かデートした。
彼の家に行ったり、うちに来たり。
料理にはそれなりに自信があったので手料理を食べさせたものの、大して響かなかったようだ。
彼の家で彼の友人とともに映画を見たときは映画見ながらまさぐられたり、局部を触るよう手を取られたりなんかしてたもんで、危うく乱交になるんじゃないかとヒヤヒヤした。
そういえば、わたしの職業を生かしたサービス(いやらしいものじゃないです)も提供してしまったことも今思い出した。
お金取ればよかったな。笑

どちらかの家に行くばかりでどこにも連れて行ってくれないし、予定を聞くと「まだ分からない」と言う。
うううん…と思いつつ、1ヶ月後に控えたクリスマスの予定を聞いてみると「友達とパーティーするから」とあっさり断られた。

ふと気になって、わたしと付き合い始めたことでケントがアプリやめたかどうか、調べてみたくなった。
「君らとはオサラバだ!ハッハー!!!」と優越感に浸りながらアプリをやめたのに、また登録しなおす切なさよ。
アヤネという名前で、全く違う画像で登録して、ケントを検索したら…
いた。
しかもログイン中。
とりあえずいいねしてみた。
マッチングした。
ちなみにこのとき使っていた画像はカマキリのオブジェの画像だった。
来るもの拒まずと言うことだろうか…
さっそくメッセージしてみる。

画像1

「こんにちは♡マッチンングありがとうございます😄正直すごくタイプだったのでいいねしちゃいました!💦ケントさん、本当に彼女いらっしゃらないんですか?😲」
ケント「こんにちはー!えーありがとうございます笑 いないんですよー本当に😭」
彼女いないんだって。笑
とりあえず運営には「知り合いの彼氏です!」と通報したけど、もちろん効果なし。

その後、アヤネとして毎日メッセージを重ね(わたしにはLINEが来てない)、アヤネとの待ち合わせ場所に登場するというブラックメール的な計画を立てたものの、バカバカしくなってやめました。
やっときゃよかったかな。笑

まあそんなこんなでクリスマスが近づいたある日、珍しくケントからLINEがきた。
「クリスマス、ホラー見に行かない?」
クリスマスにホラーて。笑
新鮮!笑 いいよー!
もう皆さんお気づきでしょう、この恋は不毛だということを…
それなのに、わたしったらブランドもののトランクスのプレゼントを携えて映画館へ向かいました…
まさぐられながら見るホラーはまあ悪くはなかったですが、レイトショー見て解散。

心が通じあわないまま、年が明け、「わたしのことあんま好きじゃないよねー?」とLINEしたら地雷踏んだらしく、ソッコーブロックされました。
(スタンプショップでブロックされたかどうか確かめられるのです)
サービスの代金も、クリスマスのお返しも回収できないまま呆気なく恋は終わりました。

おもしろい展開をお待ちだったみなさま、すみません。
大した話もないのにここまで引き延ばしてしまいました…
次は目利きの銀次の話かなあ。


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