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ラーメンを啜った後の三心

夜はダイニングバーの煮干しラーメン。
小皿に盛られたトッピングがツマミのように先に出され、まもなく着麺。
スープを口へ呑み込み、麺を啜る。噛めば噛むほど、かみごたえと旨味にシャキシャキな玉葱。
トッピングをそのまま頂いてから、つけ麺ならぬつけ具に。チャーシューを浸したり、岩海苔を麺と絡めたり、半熟卵でワンスプーン。
食べ方の楽しみが広がるメニューでスープもぐいぐいと。
お店探しに閲覧する、食べ◯グさんによると全国9位(トップ10は他すべて関東圏)
点数はさておき、太麺派で汁はなんでもイケる舌にとりましても、とにかく美味しかった。

昼と夜の二毛作営業と言えば、神奈川県横浜の野毛界隈にある丿貫(へちかん)。
夜のはしごが定番のエリアで、昼のラーメンを啜りに行ったのを思い出す。こちらも絶品。

ところで富山県氷見にあるこちら。
店名の貪瞋痴(とんじんち)とは?気になり検索。

仏教用語。人間のもつ根元的な3つの悪徳のこと。自分の好むものをむさぼり求める貪欲,自分の嫌いなものを憎み嫌悪する瞋恚,ものごとに的確な判断が下せずに,迷い惑う愚痴の3つで,人を毒するから三毒,三不善根などとも呼ばれる。

ふむふむ。この三毒に向き合うべく、まずは身体面からと海を眺められる足湯へ移動。
寒い地域や温泉街は所により、効能ある足湯があり有り難きこと。
4月から始めた多拠点生活。
日本旅のよさは風呂、FURO、ふろと身をもって感じる。
基本移動は徒歩でよく動き、よく食べ、よく飲みが私のスタイル。
たまに食べ過ぎちゃう。この過剰が続く時ほど、風呂でのととのいが重要だ。

最近思うのが予定していた海外だったら。果たしてこの心身の疲れをどう癒していたのだろうか。フィンランドのサウナやハンガリーには温泉があるが、海外だと国により温浴場はないほうが多い。
学生時代のホームステイではバスタブ付きのハウスだったので、まだ湯に浸かれたが1ヶ月のステイ。期間も身体加減もちょうどよかったなと思い出す。

頭で考えるより動く派。
だが動き過ぎて、どこかで疲れが溜まってしまう事も。
心身共にこの、過ぎとどう向き合うか。過ぎることの負荷は刺激やメリハリとなるが、気づかなかったり後でど〜んと気づいたり。とっても加減が難しい。

以前もあったのだが2週間程経つとアドレナリンが切れてくる。環境の変化に順応しつつも、合わない時もあったり。出会いもあるが、一人に飽きと心のどこかに寂しさも感じる頃。若い頃は寂しさを言えなかったり、あまり感じなかったのかもしれない。
寂しくない大人なんていない!って鎌倉が舞台のドラマ、最後から2番目の恋でキョンキョンが申していてしっくりと。寂しさを感じないくらいに何か夢中になりたいものだが。大人になればなるほどいろんな自分も受け入れて、素直に進もうと思う。

新潟で燕参上→十日町とミッションを果たし満喫。長野→最後に白馬はゲレンデではなくお店に用があったがコロナ蔓延により休業。新潟の糸魚川に新拠点ができたのを知り、急遽ルート変更。日本海沿いを進み、旬の海鮮巡りへ。富山、金沢で会う予定だった友人とは状況により中止に。それは次に会う時の楽しみでよきであり、漂うように巡る時と目的を持つ時のバランスは大切である。

一匹狼で群れるのは苦手、一人と集まるのは好きとゆう面倒な性格。(笑)
人は感情の生き物。いろんな自分を記録しておく。

三毒に対する三心を挙げるとしたら、
やってみる好奇心
どんなときもニュートラルでいる平常心
笑う角には福来たるの笑福心

30分経過していたので、手湯→全身湯でさらにととのえよう。

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