見出し画像

1. 文化から見る英語の指導

高校教員のktです。
前回に続き、OPEN (Online Professional English Network)のTESOLコースで学んだことを、いくらかでもシェア出来たら…という内容です。

Module 1では、英語を通して文化を教える重要性を学びました。文化を3つの区分に分け、英語学習において、それぞれの文化について学ぶことが大切である(McKay, S.L., 2003)と。
3つの区分とは、英語を母語とする国の文化(アメリカ、イギリス)、英語が公用語である国の文化(シンガポール、インドなど)、英語が外国語である国の文化(日本、中国など)です。(Kachru's Circle, 1989)

「英語の授業では、文章に書かれている内容を深く学ぶことがない」、といった批判的な話は、私自身が高校生だった頃からも、よくある話でした。
ただ、自分が教員になって分かったのは、内容に深く触れている時間がないという現実も大きいこと。
それとは別に、「私は英語の教員なのだから、社会的な内容に深く突っ込む義理はない」という言い訳が、あるのも事実であること。

しかし、OPENのTESOLコースで「英語を通して文化を学ぶ意義」を理解し、そういう意識で教科書を改めて見ると、3つの文化レベルに関連するチャプターの少ないことが分かりました。つまり、動物、科学、心理とかをテーマにしているので、そうなるのですね。

 授業のやり方、内容の運び方によって、深める方法はたくさんあるはずなので、どう料理するか…。

ということで、次回はModule 2 教授法の変遷と、主流となっている2つのメソッドについてです。

英語の方は、こちら→TESOL Methodology - Thoughts and ideas based on a teacher's experience (poohlikestigger.blogspot.com)