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【1日1エシカル】安い卵の本当のこと

今日の【1日1エシカル】は、安い卵の本当のことです。
今日のエシカルは、叶うなら全員に実践してもらいたいです。

あなたは卵を買うとき、どんな種類を選びますか?
100円くらいの安いもの、200円くらいのそれなりのもの、400円程度するちょっと高価なもの。
わたしは、高価なもの、それも「平飼い」と記載されているものだけを選びます。
この「平飼い」って文字、前職では仕事柄、割と見ていたんですよね。
でも全然なんの意味だか分かっていなくて、なんならそういう品種なのかな?とか思ってました…

平飼いとは、鶏たちが地面に脚をつけて、つついたり砂浴びしたりといった本能的行動を制限されず、自由に動き回れる状態で育てられていることを示します。
そういう鶏たちが産んでくれた卵が、「平飼い卵」です。

平飼いのような行動ができるの、別にふつうじゃない?と思うかもしれません。
でも、スーパーで売られている卵のほとんどは、そうではない劣悪な状態で育てられた鶏たちが産んでくれたものです。
その劣悪な状態とは、何段も重ねられた身動きの取れない狭いケージに押し込められ、つつくことも砂浴びすることもできず、
酷い生産者の場合、ケージの掃除をしないため上段の鶏がした糞が下段にいる鶏にかかる
という、常軌を逸した有様。
ケージの隙間に脚が引っかかって、切断されてしまう鶏だっています。

そんな卵、食べたいですか?

わたしはこの事実を知ったとき、今までなんて安易に安い卵を買ってしまったんだ、わたしの無考えな行いのせいで、鶏たちが本能的行動さえもできない状態に陥ってしまったんだと哀しみと虚しさを覚えました。

わたしはもうぜったいに、安い卵は買いません。ぜったいにです。
それしかないなら買いません。

何でもかんでもお金を出して買えば手に入るいまの世界は楽で便利だけど、わたしはその状態にちょっと違和感を覚えているんです。
だって、自分の手元にきたものがどうやって作られたのか分からないし、お金を出せばすぐ手に入るから過剰に欲しがって、その結果、こういう酷い生産行動がさも当たり前のように行われてしまうんだと思います。

こんなおかしな状況がどうしてまかり通っているんだろう。

人間は、ほかの動物の存在で生かされています。
人間だけでは生きていくことはできません。
地球は人間だけのものではありません。

卵は安いもの。
その常識を変えてほしいです。

卵はいつも食べられるものではなく、たまの贅沢品と思ってほしいです。
無駄にしないでほしいです。

今日の【1日1エシカル】は、安い卵の本当のことでした。


まじでいつもここにいる小梅氏…

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