都会と地方の分断、あなたはどう生きる?
こんにちは、K先生です。
本気で皆さんに次世代をサバイブして欲しいと思い、
情報発信しています。
私は東京と地方で複数の会社の経営を行っている。
このコロナ禍において、各企業はリモートワーク 、在宅ワークを推奨し、それが徐々にデフォルトになってきた。
そうなると、これまで我慢して高い物価と家賃を払っていた都心に住む理由が無くなる。沖縄、北海道をはじめ、日本中の地方へ人口回帰が始まっている。
ここで一つの問題が生まれる。
コロナショックを受けているのは、都心部だけではない。地方の大きな産業であった自動車やその他の製造業、地方都市にある飲食店など、地方も都心に負けないほど、大きな経済的ショックを受けて、倒産・失業が相次いでいるのだ。
例えばあなたが、新たな仕事を求めて地方へ移住するならば、それは地方在住者から見ると、「メキシコ人が仕事を求めてアメリカに移住するのと同じ」ように目に映るのだ。
ましてや東京のコロナ感染率を考えると、「自分の命を危険に晒す感染者(ゾンビ扱い)が、命も仕事も奪いに来る」と感じる地方在住の高齢者も多い。
実際に私は出身の地方でも事業を行っているのだが、私の母親(70歳)には、しばらく地元に帰ってきて欲しくないと言われている。
息子に会いたくない訳ではない。
地方ならでは濃いコミュニティの中で、コロナ感染率の高い東京から息子が帰ってくるというだけで、隣近所に噂になり、迷惑を掛けてしまうのだ。
リモートワークがデフォルトになったが、都会人が安易に地方に移住するのは(地方のコミュニティに所属するのは)簡単なことではない。
おそらく都心部で収益が出なくなった不動産ディベロッパーは、その軋轢に目を付け、地方に都会人の為のニュータウンを建設するだろう。(地方議員にお金をバラマキながら)まるでそれは軽井沢の別荘地の様に、エスタブリッシュな富裕層コミュニティの為のワーケーションプレイスだ。
都心で失業し、夢破れた人々が到底入れる場所ではない。そこには地方に関わらず、都会で辛酸を舐めてきた貧富の差が相変わらず存在する。
都会と地方との分断。
富裕層と貧困層との分断。
2020年代は分断がさらに明確になっていき、自分と同じような年収と身分の人としか物理的に相対し、交流出来なくなっていくだろう。
分断の歴史が始まる。
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