見出し画像

Jリーグ下部組織を完全攻略!全容が明らかに?セレクション、昇格、進路、特典等独自情報を中心に紐解く

割引あり

こんばんは!拳也です!今回の記事はJリーグの下部組織(J下部)にフォーカスした記事になります。
※追記
既に35人以上の方にご購入頂いております!金額については変更を検討中です。

10日ほど前に大手少年サッカーメディアのサカイクさんのJリーグの下部組織に関する記事が話題になっていましたね。

以前もJリーグの下部組織の記事を書いたことがありますが、その時に比べてもかなり多くの情報が入手できたので、今回はアップデート版となり、約10000字の非常にボリューム満載の内容になっています。

当記事をご覧頂くことで、セレクションやスカウティングなど、Jリーグの下部組織(ジュニアからユースまで)入る方法はもちろん、入った後にどんな待遇を受けることができるかということや昇格、進路、ジュニアとスクールの掛け持ちなどの全容を知ることができます。なお、街クラブのことやJ下部の中でもセレクションのことを特に知りたい方は下記の記事をご覧ください!https://note.com/k_reds_verdy/n/ne57ca46e0649

なお、現役のJ下部のスタッフや元コーチ、選手の保護者やその他、事情に詳しい指導者等の関係者から直接聞いた話を中心に書いています。そのため、無料部分は調べれば分かる情報もありますが、有料部分は調べても分からない情報がほとんどになっています。

今回の記事はこんな方向けです。
・Jリーグの下部組織に興味がある
・子どもがサッカーをやっていてJ下部に入りたい
・サッカーの指導者をしていてJ下部について深く
知りたい
・サッカーの育成に興味がある
・Jリーグが好き


海外クラブの下部組織とJリーグ下部組織の違いとは!?

まずは海外クラブ(主に欧州)とJクラブの下部組織の違いについて解説していきます。海外のクラブもJ下部も1番の目的はプロとして活躍できる選手を育てることです。これはどこの国も変わらないと思います。また、海外だと、ユースで育ててトップに上がり、ずっとそのクラブでプレーする選手ももちろんいますが、数年間プレーして経験積んで、他クラブに移籍させて移籍金を得るという動きが盛んですね。日本ももちろんこうした例はありますが、海外ほど選手を売って(言い方悪いですが)ビジネスにする傾向は強くないかと思います。また、日本は部活があり、高校サッカーや大学サッカーが盛んですが、欧州は部活動は無く、プロのクラブのカンテラ(下部組織)か地域の街クラブの2択です。部活とクラブチームが混在するのは日本と欧州の大きな違いですね。

そして、海外クラブの下部組織とJ下部の1番の違いは選手の入れ替わりの有無です。J下部だと、入るのは簡単じゃないですが、1度入団できれば、自分から辞めない限りは学校を卒業するまでは面倒を見てもらえますよね。しかし、バルセロナやレアル・マドリード、アトレティコ・マドリードなどの欧州クラブの下部組織は一度入団できても、そこで活躍できなければ、いわゆる戦力外通告があり、クラブを離れなければなりません。もちろん移籍先はちゃんと紹介してくれますし、移籍してからもその選手の動向は追い、活躍し続ければ下部組織に戻れるようです。欧州のアカデミーは複数の街クラブと提携して、一度戦力外になった選手のサポートもしています。J下部だと、選手を送ってもらったり、上のカテゴリーに上がれなかった際の受け皿として提携するパターンはありますが、在籍期間中に戦力外の選手を移籍させることはほとんどないでしょう。なお、FC LAVIDAのジュニアユースに入りたい選手が多く集まるLAVIDAのジュニアエリートは運営形態はスクールですが、選手の入れ替えが行われ、残れない選手も出てくるようです。このやり方は海外クラブのカンテラと似ていますね。また、同じ埼玉のクラブ与野のジュニアアカデミーもやはり選手入れ替えセレクションを行っているようです。

J下部のセレクションやスカウティングの裏側!練習会に呼ばれても‥‥

ここからはJ下部への入団ルートについて書いていかます。まず、J下部は皆さんもご存知のようにスカウティングと下のカテゴリーからの昇格、セレクションで選手を集めています。ジュニアを持たないクラブもありますが、その場合はスカウティング、セレクション、そしてスクールのスペシャルクラスなどから有望選手を獲得するのが一般的です。(これはスカウティングに近いといえば近いです)J下部に入団するのはやはりスカウトされるか、入りたいクラブのスクールの選抜やスペシャルクラスなどで結果を出して声がかかるのを待つのが良いでしょう。ただ、スクールは当然ビジネス的な要素もあるため、表向きは普及やジュニア、ジュニアユースの入団に繋げるとなっていても、実際にそこに行けるかどうかは怪しい部分もあるでしょう。これは各クラブによって方針や考え方は異なるので、事前に確認しておくと良いと思います。

気になるセレクション内容と裏側とは?

セレクションはクラブによりますが、年に1~3回ほど、行われています。時期もクラブによって様々ですが、夏から秋ごろが多いと言われています。ジュニアチームの年代も川崎フロンターレのようにU-8から入団できるクラブもあれば、U-10以上の場合もあり、これもクラブによって様々です。

セレクションの受講資格は基本的には対象年齢に達していて、受験料を支払えばだれでも受講できます。ただし、クラブチームや少年団に所属している場合、必ず所属チームの監督の許可が必要です。Jリーグの下部組織では、他クラブに所属する子が受験することが多いため、合格して入団する場合は元々の所属チームを退団することになります。そのため、クラブ側からすると「選手を引き抜かれる」ことになるため、時にはもめ事が起きることもあります。人気のクラブだと200人以上、時には400人受けることもあったりします。


また、J下部は本当に獲得したい選手の場合は、スカウトして獲得するため、セレクションはスカウトし切れなかった、取りこぼしが無いかを確認するのと、足りないポジションの選手を獲得するための補強的な要素が強いです。その傾向はジュニアユースやユースになると、尚更そうなります。また、ユースともなると、内部昇格とスカウティングで選手を決め、セレクションを行わないクラブすらあるくらいです。

なお、ジュニア年代に多い話ですが、J下部は他の少年団やクラブチームから選手を引き抜くため、中には少年団やクラブチームを辞めた選手向けのセレクションを開催することもあります。また、開催の必要性がそこまで高くなくても、「良い選手がいたら1人か多くて2人くらい合格出すか」程度の感じで開催することもあるようです。クラブにもよりますが、J1の人気クラブや首都圏の人口の多いエリアのクラブはセレクションを開催すると、かなりの人数が集まります。そして、1人2000円や3000円参加費として徴収すると、1回でも数十万円の売上になります。それらを運営費に回したり、トップチームの資金にします。

ここから先は

8,002字 / 4画像

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?