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値上げが続くDAZNの裏側とは!?JリーグとDAZNの契約には◯◯が!?衝撃の改革とは…

こんにちは!kenyaです!今回はスポーツ配信チャンネルのDAZNについてです!DAZNは1/11(木)に値上げを発表しましたね。昨年、一昨年も値上げしたため、3年連続の値上げとなります。今回はそんなDAZNに関する記事になります。一般には出回っていない話も交えながらDAZNがJリーグや日本サッカーにどのような影響を与えたのかについて触れていきます。

今回の記事はこんな方向けです!
・スポーツビジネスに興味がある
・Jリーグに興味がある
・DAZNの裏側を知りたい


2017年、Jリーグと年間2100億円の大型放映権契約


イギリスの大手動画配信DAZNは2017年に10年間で2100億円という金額でJリーグと大型放映権契約を結んだと報道されています。それまで契約していたスカパー(スカイパーフェクトTV)は年間
50億円くらいと言われているようなので、4倍以上の金額になります。そして、2020年に2028年まで、2238億円+新たなレベニューシェアという形で契約を延長したようです。さらに今年3月末には2033年まで約2300億円(レベニューシェア含む)で新契約を結びました。つまりJリーグとDAZNの契約はまだ10年ほど残っているということになります。

DAZNとの契約がJリーグに与えた影響

ではDAZNとの契約でJリーグはどのように変わったのでしょうか?1つ1つ見ていきましょう。

分配金が倍増

まずはJリーグから各クラブに分配される分配金が
倍近くに増えたことが挙げられます。
1クラブあたりではJ1が1.8億円からほぼ倍増となる3.5億円となり、J2は1億円から1.5億円で1.5倍、
J3が1500万から2倍となる3000万円になりました。各クラブはこれらの分配金を補強資金やクラブの運営費に使うことができるため、非常に重要な収入源となります。

理念強化分配金制度の開始

DAZNとの契約によって各クラブに理念強化配分金制度が開始されました。主な目的は以下の通りです。
①日本サッカーの水準向上およびサッカーの普及促進
②若年層からの一貫した選手育成
③フットボール環境整備
④選手や指導者の地域交流および国際交流の推進ならびにスポーツ文化の振興
という目的に照らし、Jリーグ理事会の承認を経て配分金が与えられる。
配分金を受け取れるのはJ1リーグ戦で1〜4位のクラブ。

※2019年より傾斜分配の比率が変更となります。
現行制度では当該シーズンの翌年に最大額が贈られ、以降は大幅に減額される形となっているが、今後はほぼ一定の額が3年間にわたって贈られる形となる。

優勝チームを例に挙げると、現行では翌年10億円、翌々年4億円、3年後1億5000万円となっているが、今後は翌年5億5000万円、翌々年5億円、3年後5億円に。
2位のチームは現行4億円→2億円→1億円から、2億5000万円→2億5000万円→2億円になる。総額はいずれも変更なし。
3位チームには翌年2億円と翌々年1億5000万円が、4位チームには翌年1億8000万円が与えられているが、いずれも変更なし。

※理念強化配分金は選手の獲得や年俸などの人件費に使うことは出来ません
クラブハウスや育成年代への環境整備といった設備投資に使われることを想定しているようです。
長くなるので、ここには記載しませんが、その他にもDAZNとの契約はJリーグは日本代表にも多くの影響を与えています。

地上波の放送が増える

テレビ地上波での試合中継をより多く行うことで、Jリーグとの無料での接点を増やしていく。
試合以外での露出も圧倒的に増やしながらJリーグファンを増やしていくことで、DAZN加入者の増加を目指す。

より柔軟なレベニューシェアのスキーム


Jリーグの成長に必要な財源を確保しながら、より加速的な成長が実現した場合は、さらなる成長投資が行えるような柔軟な契約・レベニューシェアのスキームを構築。

長くなるのでこれ以上は割愛しますが、この他にもDAZNは様々な影響をJリーグに与えています。

DAZNとJリーグの契約の裏側とは!?

ここからは表には出ていない話について触れていきます。

DAZNとJリーグは巨額の放映権契約を結び、リーグやクラブ側は配分金などによって貴重な資金を得ることができます。そのため、リーグやクラブ側のメリットは大きいです。ただ、DAZN側も当然、大きな投資をするわけですから、その分ちゃんと売上や利益を上げないといけませんよね。

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