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カラフルチャレンジ

今日も朝はコーヒーをもらいました。コップがかわいい。

学校で使われているミルクはすべてこのEKOというマークがついています。環境に配慮してつくられたという印です。スーパーにいくとこの類の商品は少し高いことが分かります。

朝のミーティングで、ルーラが私に今週の金曜日が最後?ということを確認してくれました。先生たちみんながmiss youと言ってくれたのが、たとえ社交辞令だったとしても嬉しくて、少し涙目になりました。

ミーティングが終わって靴箱にいくとみんないて、いつものようにハグをするけれど、こうできるのもあと何回かと思うと1つ1つ愛おしくなりました。

Mar. 27

メラルの服は、たいていの場合ワントーンです。今日は黄色で、I'm a bananaと言っていました。服の色から、ディワはブルーベリーで、私はチョコレートということになりました。

スウェーデン語の授業から始まり、内容はインタビューの準備でした。この時間に聞きたいことを質問としてリストアップし、今週中に誰かにインタビューをするのが宿題となります。

子どもたちの考えた質問は、名前、年齢、職業といった基本的なものが多くを占めていたのですが、特に驚いたのは、「スウェーデンの環境についてどう考えますか?」という質問があったことでした。それも1人じゃなく、複数の子が書いていました。

先週の土曜に、praoでこの学校に来ていたマリヤとその友達の北欧で最大のショッピングモールへ行ったのですが、そのときも、スウェーデンの学生の社会性の強さに驚いたことがありました。

マリヤもその友達も中学生なのですが、2人とも日本の学生がわざわざディスカッションの場を設けないと出ないようなお題を何気なく会話のなかで話していました。

自分が、自分の身の回りのことに対してきちんと当事者である意識をもっていて、それに対する意見をしっかり言えるのは、なかなか簡単ではないと思います。

日本のほうが学力水準は少し高いのかもしれないけど、生きていくうえで求められる「学力」って、数字では計れないと思いました。

1時間目と2時間目の間の休憩時間で、私は機能作成した盛り付けのカードを食堂に飾りにいくことにしました。ルーラに私のしたいことを伝えるときは、どう思われるか少しこわかったけれど、すごく賛成してくれて、飾るための糊を貸してくれました。

食堂にいくとシェフがパンを焼いていました。忙しそうだったので声をかけるのをためらったけれど、写真を飾る前に、シェフにも一度許可をとることにしました。

私が、なるべく子どもたちが盛り付ける直前にこの写真が目に入るようにしたいと伝えたのですが、食べ物の近くは衛生的によくないからやめてほしいと言われました。

そのかわり、看板を用意してくれて、ビュッフェのお皿をとる場所の前に置かせてくれることになりました。ありがたい。。

看板に貼ることのできなかったものは、食堂の入り口のドアに貼らせてもらうことにしました。

また、ルーラとイーダにお願いして、今日は子どもたちが食堂に入る前に、少しだけ子どもたちにこの写真の意味を伝える時間をもらえないかお願いしました。

これまでのポスターやイラストは、ただ私が貼って、それを子どもたちが見てくれて、私も少し呼び掛ける、というようなかたちだったけど、やっぱり全体の前で一度説明しておくほうが効果的だと思ったからです。もう他にできることも限られるし、最後の案だと思うと、できることはすべてしておこうと思ったのもあります。

私は、写真の1枚を見せながら、できるだけいろんな料理を盛り付けて、お皿を彩りよくするように伝えました。それを聞いた子どもたちはこのことを「カラフルチャレンジ」と呼びました。

すると、今日のみんなのお皿はこれまでとは打って変るくらいいろんな料理が盛り付けられていて、彩りもバランスもすごく整っていました!

みんな、「見て見て!」と私にお皿を見せてくれました。

これまで神経衰弱のゲームやポスターなど、いろいろやってみても変わらない現状に諦めかけていたのが嘘みたいで、今日の様子に感動していました。

正直、誰かに改善してほしいと頼まれたことではないし、誰かが特別困っている現状ではなかったので、最後まで取り組むことに抵抗がなかったというと嘘になります。でも最後やってみてほんとによかったと思いました。

この日はほんとに感動して、みんなが見せてくれるお皿をパシャパシャと撮っていると、これまで一度も欠かさず撮ってきたのに自分のお皿を撮ることを忘れてしまいました。

でも、今日はみんながうまく盛り付けてくれているので、みんなのお皿の写真を見れば何を食べたかがわかります。本当によかった。

ご飯を食べたあとは、みんなと長縄として遊びました。スウェーデンの掛け声とルールがあるらしく、それに従って遊んでいました。

昨日から、新しくきた子がいました。サラという名前で、このクラスにはサラが3人いることになります。みんな、サラを快く迎え入れていて、彼女もこのクラスにすっかりなじんでいました。

私を受け入れてくれたときもそうだけど、この学校の子たちは自分と異なる人、初めて会う人に対して線をひくことなく、ずっと昔から知り合いだったかのようにあったかく迎えます。本当に素敵だと思います。

今日の社会の時間では、ごみに関するビデオを観ました。

それから、いくつかのチームに分かれて外に貼られている紙にかかれたお題に答えていくというアクティビティをしていました。

イーダに聞くと、ただ座って勉強するだけでなく、少しでも体を動かし外の空気にふれながら勉強できるようにしているとのことでした。工夫のレパートリーがたくさんあっていいなと思います。みんな楽しそうでした。

今日は、サーモンのペーストをパンにのせて食べるという豪華なおやつでした。みんなこれが大好きみたいで、特に先生たちはパンに対して完全に多すぎるでしょってくらいにサーモンを乗せて食べていました。

3年生のクラスにキャンメラという女の子がいて、彼女は英語で話すのがすごく好きです。あとマイケルジャクソンも大好きで、今日はそのTシャツを着ていました。

今日は語学の話をキャンメラとしました。面白かったのは、キャンメラによると、北欧の言語のなかで、フィンランド語だけ他とはまったく違うということ。スウェーデン、デンマーク、ノルウェーは、違うけれど少し似ているのだそうです。

そのあと、外で遊ぶ時間は高学年の子たちが使うほうの遊び場に行きました。スケートボードをすることができるようになっていて、みんなヘルメットをかぶって楽しんでいました。

リンナがいて、紫の花を私に持ってきてくれました。リンナともう少し早く知り合っていたら、と思うくらい本当にかわいい。もう今週で会うのも最後だと思うと本当にさみしいです。

そのあとは、リンナとキャンメラと卓球をしました。道具を借りるときは、この表に名前をかいて、返したら生を消すという仕組みになっています。

勤務を終えて、バス停から駅まではイマヌエルと一緒でした。プルーンみたいなものを食べていて、1つ分けてもらいました。

食べると想像していた味や触感とは違ってて、初めはうまく飲み込むことができませんでした。イマヌエルによると、糖分をとりたいとき、普通に甘いものを食べるより、これを食べるほうが健康的なんだと言っていました。

また、イマヌエルはこれからジムに行ってトレーナーのアルバイトをするんだと言っていました。週に3回は行くようにしているそうです。本当にしっかりしていて尊敬します。

今日は家に帰ろうかとも思ったけれど、電車に乗っているとき、ぼーっとしていて下りるべき駅を過ぎてしまいました。なので、そのまま2駅先にあるショッピング街に行こうと決めました。

またカフェに入ろうかと探したものの、めぼしい場所を見つけられず、図書館を見つけたのでそこを利用することにしました。

昨日ほどは集中できず、少し落ち込んだけど、図書館を出て外を見るとちょっとしたイルミネーションがあって、元気になりました。

家に帰ると睡魔におそわれて、少し寝てからもあんまりきりかえることができず、やることは山ほどあるのにきりかえることができない状態に嫌気がさす、という負のループに陥っていました。

そんなとき、マイケルとメイジェーンがドアをノックしてくれて、夜ご飯一緒に食べる?と誘ってくれました。

あのとき2人が声をかけてくれなかったら、ずっと何も手につかなかったと思います。ご飯もすごく美味しかったです。ありがとう。

メイジェーンは、自分のつくったアイスクリームも分けてくれて、本当に優しい家主さんたちに恵まれたなと心の底から思いました。

2人のおかげで切り替えることができ、そのあとは研修中最後の、マネージャーとのコンサルがありました。

今日のお昼の嬉しかった出来事を話して、最後2日やりきるためのふりかえりとやることの確認をしました。時差8時間のなか、本当に最後までマネージャー2人には感謝しかないです。

あと2日。マネージャーに励ましの言葉をもらい、この日の夜もちょっと遅くまで私の部屋は明るかったです。


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