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夢中は広がる

振り返ると本当に音楽に夢中だったことを思い出す。
何かではなく誰かを見ていて、自分のそばにあった。
それは寂しくないけれど、どこか遠くにいるような感覚。
FCに入るほどの熱気まであって、遠征もするようになって。新しいものができるたびに自分も変化していってた。
音楽がなかったら自分はもっと味気のない生活だったのだろうと、想像もできそうになかった。

確かに移ろいはあったし、ブームも変わった。
一段落して落ち着いた中でも変わらず応援したり
新しい子たちを好きになったり本当に新鮮。
離れたというよりは自分が変わったからであって、
より近い存在が見つかったと思うようになった。

ふと自分の好きなジャンルに欲張りだなあって笑う。
だってシンガーソングライターから始まって、
バンド、ダンスミュージック、男女ユニット、
アコースティック、ミュージカルまで広がった。
同じ世界を見ている人が多い中、私はあちこち見る。

歌う人だけじゃなくて、音楽を作る人、奏でる人、
踊る人、演出、全部に興味が湧いて夢中になる。
その人だけじゃなくて周りも好きになっていく。
一体どれほどの人たちが関わっているのだろうと
本当にすごい世界だなって思えてくる。
それはもう一つの興味、俳優世界でも同じだった。

まだまだ聞いてみたい歌、見てみたい景色がある。
それらがパタッとなくなってしまったらきっと寂しいだろうなあ。
そのくらい傍にいてくれる誰かに夢中になることも大事なんだろうな。
自分はたまたま、この世界を見ていたから...

何かではなく誰かを見ていて、自分のそばにあった。
それこそ寂しくはないけれど、どこか離れた世界にいるような感覚があるのはこのせいだった。

キミは何に夢中になってきたの?

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