グラデーションで見る視点

人を愛せるようになりたいなあ。

ぽろっと零れたその言葉にハッとした。
それは人を怖がらないようになりたいことの裏返し。
周りとの違いを感じるとしたら、そこなのかもしれないと今なら思う。

自分に必要なものはグラデーション。
キミも大切なことだって話してくれたね。
そしてまたある人も言っていた。
人の距離もグラデーションでしかないのだと。

趣味は簡単にグラデーションが作れていた。
いわゆる好きの順番がはっきりしている。
同じ”好き”の分類の中にもグラデーションがあるのならば、同じ”人間”の中にもグラデーションがあって当たり前だ。

それを好き嫌いの二択にしてしまうんじゃなくて
自分と近いか遠いかの視点だけで見られたらいい。
なんの偏見も持たず、ただそう思えるように。
そんな心持ちがずいぶんと自分をラクにしてくれる。