見出し画像

正解のない問題

せっかくなので、私も読書感想文を。
いくつかの推薦図書の中から気になるものをピックアップ。そしてひとつに絞りました。
タイトルは【自分の意見で生きていこう】です。
詳細は↓

自分の意見を言おう、という本はたくさんある中で
"正解のない問題に答えを出せる4つのステップ"
といったサブタイトルのほうに興味がわいた。
自分もまさにそんなことで度々悩んでいたからだ。

プロローグで、著者のちきりんさんを初めて知った。
社会派ブロガーと言う名で発信しているそう。
分かりやすい説明と文章、例を交えることで
とても読みやすく面白かったと感じた。
反応ではなく、意見をちゃんと言おう。
思ったことは言葉にしていこうと思えた。

以下、要約の記録。

人生のあらゆる問題の中に、正解のある問題と正解のない問題があることを前提とする。
正解のある問題には正誤があるために調べるし、
正解のない問題には意見を求めるために考える。
判別しにくい問題に対して、間違えた方法を取る人たちが多いことも知った。

また、意見と思っていることが実は反応でしかなかったという事例に、なるほどなと思いました。
反応は聞いてなくても言えるくらいの反射でしかない例えに納得がいった。

意見とは反論できるものであり、
反応とは反論できないもの。
反論されたくない人はつい反応が多くなってしまう。
自分の意見を明確にすること、自分の意見を持つ
という意思、経験、練習を積むことが大切。

正しい人生というプレッシャー。
生きづらさの背景には学校的価値観という、あたかも正解のあるような生き方を目指してしまうこと。
何に対しても正解があるような考え方、
正解を探そうとすることが苦しめる。
個性をきちんと見る必要があり、自分が楽しければマル。自分にしか分からない生き方がある。

意見には間違った意見も正しい意見もない。
自分の意見と、他の誰かの意見だけが存在する。
他者と違う意見を表明することが当たり前という認識を理解することが多様性の理解となる。

自分の生き方に納得していくことの大切さ。
いち早く学校的価値観な正解探しから自分の意見を考えることに変えていく必要があるという、この本の根本的な意味に納得ができた。

この記事が参加している募集

#読書感想文

188,766件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?