旅の途中

前にもこうして違う夜を見て書いたっけね。

ひとりの夜。誰かとの夜。
人は欲しがり、不要がり、求めたり、背を向けたり。
曖昧で、繊細で、脆いけれど果てしなく強い。

小さな命はなぜこうも大きなパワーを持つのか。
消えかける命もまた大きなパワーを持つのか。
同じ生きる道。
常に感じる目に見えぬ重圧。
責任を背負えるのか、共存できるのか。

私はもう子どもじゃないと感じ、
私はずっと子どもなんだと感じ、
駆け巡る想いを辿った。
抱きしめたい気持ちばかりが強くなり、
確かにそこに存在している気持ちを握った。

キミの新しい歌を聞いた。
涙は出るのに、前を向いて進んでいる。
次の目的地は同じかもしれないと、ふける夜中。
ここは旅の途中、夢の途中。

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