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【20代のキャリア】調子こいていいの?

20代の社員がガンガンワークしている職場って、ホントに活気がありますよね。当社もいい具合に20代後半の社員たちが奮闘しており、「こりゃ負けられないな」と日々いい緊張感を提供してくれています。

一方で、「調子こいてんじゃねえよ」と、出る杭を打とうとする年長者が現れる場合もあって、なかなか厄介なものです(注:決して当社のことではありません!)。「意識高い系」と揶揄されることもあるでしょう。

心身ともに最も活力に満ちた20代。とはいえ、自分のやり方や考え方にいまひとつ自信を持ちきれない部分もあるかも知れません。特に、それまで成功体験をそこまで積み重ねてこれていない場合はなおさらでしょう。それでも、20代は「大いに調子こいていい」と僕は思っています。

今回は、基本的に20代の皆さんへのエールを込めた記事です。あわせて、30代以上の諸先輩方はどういった心持でそれを見守り支援するべきなのか、といった点についての私見も述べたいと思います。

調子こいてた20代の私

まずはじめに、僕自身の20代の頃のことから書き始めてみます。

一言で言うと…まあ、調子に乗ってましたね(笑)。

というのも、24歳の頃に入社した会社で働きはじめてから8か月経ったころ、突然「チームリーダーをやってみないか?」と声を掛けられたんです。

それなりに頑張ってはいたつもりではありましたが、まさかこんなに早く昇進できるとは思っていませんでした。周りの諸先輩がたの状況を見聞きすると、リーダーに昇格するまで2~3年はかかっていましたからね。そりゃ有頂天にもなります。

部下のオペレーターさんの実績管理と育成、責任者としてのクレーム対応、難しい案件の調査…わけも分からず、毎日をただガムシャラに過ごしていた気がします。家に帰っても食事して寝るだけの生活が2年位続きました。

一方、部下の皆さんにも結構その分当たりは強かったと記憶しています。ちょっとでも自分で調べる姿勢を見せずに質問してこようものなら、「FAQは見たの?なんで自分で調べてから来ないの?」と激詰め。今思えば、ほんとにやな奴でしたね(笑)。

とは言っても、上司からきつく言われているから腹いせに部下をいじめてやろう!というような幼稚な考え方では断じてありません。仕事に対して常に真剣であった、ということです。「自分はこれだけの労力をかけて案件に向き合っているんだから、あなたも同じレベルの努力をすべきだ」という感じで。いうなれば、自分に厳しく他人に厳しいワークスタイルだったということですね。

調子こいて得られるもの

こうしてチームリーダーを任され、意気揚々と仕事していても、その上にはスーパーバイザーやマネージャーがいます。そんな皆さんからも日々ビシビシ指導が入ります。「アピール足んないよ!」とか、「お前が現場回さないでどうすんだよ!」とか。

もちろん、そういったストロングスタイルを全肯定するつもりはありません。適切な手法でない場合、単なる低次元なパワハラになりかねませんから。

ただ、自分自身が部下の皆さんにふだん強い面を押し出してマネジメントし、「デキる自分」を演出している分、言い訳が簡単に許されないわけです。なんとしても成果を出さなければカッコがつかないんですね。そんな真剣勝負な環境で、伸びないわけがないんですよ。

20代を見守り支える世代として

一方、そんなめいっぱい背伸びしている有望な20代の皆さんを支えていくのが30代以上の管理者層です。どのような支援ができるのでしょうか。

結論としては、「いいねいいね!」と盛り上げることだと思っています。

思考や経験がある程度積み重なってくると、型破りな思考が容易にできなくなってくる場合もあるでしょう。そこを打破してくれる20代の発想は超・貴重です。新たな切り口のアイディアを持ってきてくれたら、基本的に歓迎すべきだと思っています。

とはいえ、中長期的な取り組みを続けるなかで「とっ散らからないように」サポートしてあげることは重要です

バイタリティにあふれるメンバーは、ややもすれば「あれもしたい、これもしたい」という甲本ヒロト的な思考に突き動かされ、アイディア勝負に終わってしまいかねません。「そもそも何を狙いたいのか」をしっかり押さえてもらいながら、取り組みをその場で終わらせないような継続的なアドバイスを心がけたいものです。

もう一つ言うとすれば、「情報発信を手助けする事」でしょうか。

せっかく素晴らしいことに取り組んでいるのに、社内外の人々の目に留まらなければもったいないわけです。どういう見せ方をすれば刺さるか?といった文章・資料づくりのポイントも大事にしていきたいものです。

おまけ:30代以上のセルフマネジメント

そんな若い世代を支える立場である40代になった今、僕自身思うことがあります。本当に周りから突っ込まれづらくなったな…と。

こうなってくると、調子こいてるだけではダメだなと思うのです。いわゆる「裸の王様」になっていないか、今まで以上に自分を客観視し、律していかねばならないわけです。

周囲の人々が肯定しかしなくなったら、逆にヤバいと思った方がいいです。完璧な理論などないわけなので、自分の考えていることが本当に現状に即しているのか、上司やメンターから適切なフィードバックを得るよう努めていきたいものです。


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