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継続審議の議案を専決処分のその後。

10月7日の小金井市議会、まさかの市長辞職

10月7日、小金井市議会は市長の専決処分に対し「不承認」(賛成 2、反対 20)の決定をしました。
おぉー、さすが!議会としての真っ当な判断をしたな~と思ったら、まさかの市長の辞職。
議会中継(録画)をずっと見てたわけではないので、急展開にびっくり!!
そりゃ、不承認の場合には「必要と認める措置を講ずる」ことが定められているけど、辞職はあんまりじゃないのって思ってしまいます。
小金井市では、市長選が行われることになりました。
このこと、市民の皆さんはどう受け止めているんでしょうね~。

それにしても、議会運営委員会や全員協議会まで、生中継で見られるのはいいですね~。改めて実感しました。

他にもあった!継続審議での専決処分(明石市)

明石市の泉市長、最近、ニュースによく出てきます。今回もそんなこんななのかなーと思ったら、2021年に議会が「継続審議」として補正予算議案を「専決処分」したとある!!
なんと、ここにも議会が審議中の議案を専決処分した事例があったなんて!全く知りませんでした。
当時のことを検索してみました。
5千円分の飲食店利用券、全市民に配布 明石市長が専決処分 議会の「継続審査」に「急ぐ必要」(神戸新聞)
明石市の専決処分から考える(塩見まきこの活動日記)

泉市長としては、補正予算(コロナ対策事業予算)を成立させたいとの思いがあったのでしょうけど。。。専決処分でやっちゃうというのは、どうかと思いますね。もちろん、塩見議員が書いているように、議会としてもっとやることがあったのではないかとも思います。

で、この専決処分、昨年の9月議会で「不承認」と決定されています。
あかし市議会だより(第254号 11ページ)
こんなことがあって、さらにいろいろあって、議会と揉めていたんですねー。

今、開会中の9月議会で市長への問責決議案が可決され、それを受けて市長が来年4月の任期満了で引退を表明したようです。
明石市長への問責決議可決 市会賛成多数「異論排除の言動、危険で不適切」(神戸新聞)
明石・泉市長が政治家引退へ 来年4月任期末での退任表明(同上)

子育てのまち、明石市。
全国的にも有名にし、数々の実績を残した泉市長だけに、このような終え方はなんだか寂しい感じもします。
専決処分ひとつで、首長の政治生命が終わる。

議会の首長、2元代表制のそれぞれの機関が、強みを活かして善政競争をしていく。そんな自治体を目指したいものですね。
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