メテオラってここだったのか!ギリシャ・テッサロニキからメテオラへ日帰り旅行【前田家の世界一周】
バルカン半島を南下し、ギリシャに入ります。まずは、ギリシャの第2の都市であるテッサロニキへ。移動はもちろんバスです。4時間半ほどの移動。
ギリシャは、合計で18日間滞在します。テッサロニキ、アテネ、ミコノス島、サントリーニ島に行く予定です。今回のnoteではテッサロニキに滞在していた期間についてお話ししていきます。
テッサロニキで初ギリシャを感じる
テッサロニキに到着しました。
滞在した宿は、バス停から歩いて15分くらいの場所にあるアパート。窓の外は、少し古めかしい街並みが見えました。相変わらず、地域密着型のステイです。
一部では、テッサロニキのバス停付近が治安が悪いと言われていました。私は、あまりそうは感じず、若干ミリタリーショップが多いかな?くらい。かといって、怪しい人は別にいない。
結局、治安の感じ方って人それぞれだなあ、と感じました。
滞在した宿の近くには、ギリシャの大手スーパー、Sklavenitisが近くにありました。2階建ての何でも揃うスーパーで、「ギリシャといえば」の食材が大量に売っていました。特にびっくりしたのは、オリーブオイルの種類です。
上の写真の左右にまだまだ他の種類が並んでいました。写真の下の方には、明らかに業務用サイズなオリーブオイルも。同じブランドで、オリーブの産地別に味が異なるものもありました。私たちは、少しお高めな14ユーロくらいのオリーブオイルを買ってみましたが、それを使うだけでサラダやパスタが1.5倍美味しくなりました。すごい。
家の近所には、地元の人に愛されるギリシャ料理屋さんもありました。
滞在中の土曜日に、最寄りのスーパーが早く閉まることを知らず、遅めに買い物行ったら閉店作業中。お店に入れず、食料を買うことができなかったため、駆け込んだレストランです。たまたま当たりのお店と出会うと、とても得した気分になれますよね。
Taverna O Thodoros (Google Map)
豪快に焼かれた野菜、シーフード、お肉はどれもシンプルな味付けなのにも関わらず、美味しい。特に、豚肉のグリルはプリプリでした。
地元の人に愛されていることが分かるチルな雰囲気で、ギターで生演奏もありました。店員さんは親切で、心地良いレストランでした。
謎の麺活
テッサロニキでも麺活は欠かしません。ただ、困ったことに、テッサロニキでは驚くほどアジア系のレストランがありませんでした。が、やっとの思いで見つけた謎のお店がこちらです。
Tian Tian China Restaurant (Google Map)
まず、ここのお店は、路地裏のドコ?な場所にあり、お店は広いのですが、誰も食べに来ていません。テイクアウトの注文は止まることなく入りますが、メニューはありません。ギリシャ語も中国語も話せないので、Google Mapの過去レビューに掲載されていた写真を見ながら、写真を指さしてオーダー。
思っている以上にスープはあっさりで、濃い目に味付けされたチャーシューと高菜と調和されました。麺はたっぷりで、おそらくパスタ系の麺を代替品として使っています。優しい味で、ほっこりでした。
店内のお客さんは、最初から最後まで私たちだけでした。謎いお店ですが、味は美味しかった!
日帰り旅行、メテオラへ
メテオラは、ギリシャ中部のテッサリア地方に位置する岩山群と、その頂上に建てられた修道院群で知られる世界遺産兼、UNESCOの文化遺産です。
メテオラは「宙に浮かぶ」という意味のギリシャ語「μετέωρα(meteora)」に由来しているそうですが、その名の通り、巨大な岩の上に建てられた修道院群は、空中に浮かんでいるように見えます。
そして、私にとっては、高校生の時にハマっていたLinkin ParkのMeteoraアルバムのタイトルということで、親近感が湧いていました。
最寄りの街はカランバカとカストラキですが、私たちはテッサロニキから1日ツアーに参加することにしました。
大きなツアーで、このサイズのバス2台で修道院へ向かいました。4時間強の移動です。割と遠め。
バス内ではもちろん爆睡したので、気づいたら着いていました。車内では、問答無用で寝れる体質で良かったです。
起き抜けで、バスの窓から見える景色は完全に異世界でした。
メテオラの修道院は、14世紀頃から修道士たちが外の世界から逃れることを求めて作られたそうです。こんな岩の上に作るなんて、どれだけ静寂が欲しかったのだろうか。
多い時には、このエリアに24ヶ所もの修道院が存在していたようですが、今では6件のみが残されており、毎日、この内の5件が観光客向けにオープンしています(閉館する1件は、ローテーションで決まるそうです)。
修道院に入るためには、ある程度、体の線や肌が隠れた服を着ている必要があります。女性であれば、長いスカートを履いていることが求められました。女性はパンツもNGです。
適した下の服を着ていない場合は、修道院の入り口で巻きスカートを借りることもできますし、ツアー会社によっては簡易的なものを支給してくれるところもあります。私たちが参加した会社は、黒い巻きスカートを貸し出ししていました。
それぞれの修道院の入場料は、3ユーロです。カードも使えるそうですが、私たちは現金で支払いをしました。
修道院の中は撮影が禁じられているため、目だけで見学です。よくヨーロッパで見るような天井が高い境界とは違い、コンパクトで天井が低く、質素な部屋が多かったです。お祈りを捧げる部屋は、金が使われていたり、壁画があったりと豪華でした。
各修道院には小さなショップがあり、主に宗教的なアイテムを購入することができます。修道院で作られているオーガニックの石鹸やポプリなどもありました。
メテオラの修道院の中を見るのも素敵でしたが、もっとすごいのは、やはり外から見る全体の景色でした。大きな岩の真上に立つ建物がいくつもあります。
中には、その建物、どうやってそこに作ったんだ?と思わざるを得ない場所も。
このような独特なロケーションの修道院に、あえて来た修道士、修道女の方の強い信仰心を感じます。
まとめ
テッサロニキがギリシャの第2の都市であるならば、大阪と同じ位置付けになりますが、大分、のんびりとした場所でした。比較して、観光名所が少ないからかもしれませんが、外の影響が少ないような感じ。
次は、首都のアテネに向かいます!
\私はこんな人です/
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