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ミルクティープリン

日の長さが大分短くなり、そろそろ夏物の出番も終了のようです。
やはり四季折々の感性は大切にしたいものですね。

さて、note界の著名人の一人である川ノ森千都子さん。
いつも素敵なメニューをアップされていて、思わず生唾が湧いてくる方も多いのではないでしょうか(笑)。
私もちょくちょく記事を拝読しているのですが、昨日はこのような素敵なメニューをアップしていらっしゃいました。

そういえば、ミルクティーも久しく飲んでいないなーと思い、私もミルクティー風味のスイーツを作りたくなりました。

私が作ったのはミルクティーのプリン。
昔、家庭教師の教え子に農業高校に進学した生徒がいて、彼女の夏休みの課題として「牛乳を使ったメニューを開発してくること」という課題があったのです。
その際に一緒に知恵を絞り、作ってみたメニューでもあります。

数年ぶりに作りましたが、何となく秋らしいメニューかな~と、作りながら感じました。

<材料>
玉子・・・・・・・・・・・・・・・・・・3個
牛乳・・・・・・・・・・・・・・・・・・270ml
水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100ml
砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・90g
紅茶の茶葉(今回はアッサムを使用)・・・20g
ティーリキュール・・・・・・・・・・・・大さじ1~2
カラメルソース・・・・・・・・・・・・・適量

1.ロイヤルミルクティー作り

まずは、ロイヤルミルクティーから先に作っていきます。
最初に作るのは、後で卵液と混ぜるときに熱いままだと、卵液が固まって口当たりが悪くなってしまうから。

ロイヤルミルクティーは色々なレシピがありますが、私は少なめの水で茶葉を沸かし、茶葉が開ききってから牛乳+砂糖を加えて風味を引き出します。
最初から牛乳と一緒に沸かしてしまうと、茶葉が開きにくいと聞いたことがあるので……。
後で卵液と合わせるので、飲むときよりも若干濃い目に抽出させたほうがいいですね。

できたロイヤルミルクティーは、茶漉しを通して茶葉を取り除いて冷ましておきます。

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2.カラメルソース作り

お菓子作りの本などではちゃんとレシピが載っているのですが、私はいつも適当な分量です(苦笑)。
本通りのレシピだと、たいてい私には分量が多すぎるんですよね。
ざっくり作り方を書き出すと、
適量の白砂糖に対し半分くらいの水を注いで、中火にかけて煮詰めていきます。

最初はさらっとした砂糖水の状態ですが、煮詰めているうちに泡っぽくなってきます。
縁の方から褐色に変化してくる(焦げてくる)ので、大体半分くらいまで褐色化が進んだら、鍋を軽く揺すって焦げ方を均一にし(全部色が変わるまで待つと、苦くなってしまうので注意!)、大さじ1~2くらいの水を注ぎます。

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水を入れる前は、上記のようにちょっと白っぽい感じです。
水を入れて、均一化させるとこんな感じ。
あ、ちょっとゴミみたいなのが混じっていますが、これは紅茶の茶葉です😅
同じ小ボウルで立て続けに茶葉の計量と、水の計量をしたので茶葉か混ざってしまいました(苦笑)。
まあ、自分で食べる分には気にならないのでいいでしょう。

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3.プリン液づくり

ボウルに玉子を溶きほぐし、そこに1で作っておいたミルクティーと、あればティーリキュールを加えて混ぜます。
この段階では玉子にカラザなどが混じっているので、万能ザルなどに一度通して、塊を取り除きましょう。
ちなみに、ティーリキュールを使うとより紅茶の風味が楽しめます。
(あまり売っていないので、なければそのままでもOK)

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できたプリン液は、普通のカスタードプリンよりかなりベージュ色っぽいです。
うーん、今回はちょっと玉子の溶きほぐしが甘かったので、漉した後もちょっと白身の塊が残っていますね😅
本当はもっと溶きほぐしたほうが、仕上がりが滑らかになります。

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4.オーブンで蒸し焼き

耐熱性の容器に、先に作っておいたカラメルソースを注ぎます。

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その後、プリン液を注いで天板に乗せ、天板に水もしくは熱湯を容器の半分くらいの高さまで注ぎます。

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オーブンの設定温度は150℃くらい。
プリンの場合は、ここから予熱作業をスタートしてもOKです。
ちょっと泡が立ってしまいましたが、これは潰せば気になりません。
加熱時間は大体30~40分くらい。
オーブンによってクセがあるので、30分経ったら一度そっと表面を押してみて下さい。
表面の膜が破れず、弾力を感じられたら概ね火が通っています。

※オーブンがない場合は、茶碗蒸しを作る要領で蒸し器を使って作ることもできます。
ただ、この場合蒸気が上がりすぎて高温になってしまい、「す」が入った状態になりやすいので、私は時間がかかってもオーブンでやります。

5.完成

焼成後は、そのままオーブンの中でしばらく放置します。こうすると、予熱で中までしっかり火が通るんですよ。
紅茶の成分が表面に浮いてくるのか、焼き上がりはかなり濃い色合いですね。

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スプーンを入れた断面図。
色が濃いのは、表面だけなのがお分かりでしょうか。

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生憎ホイップクリームがなかったので、絵面としては地味ですね(苦笑)。
もちろんホイップクリームを上に絞り出すと、さらにリッチな風味が楽しめるでしょう。

カラメルソース作りと、火を入れる際の温度+時間さえコツをつかめば、プリンは割と作りやすいお菓子の一つです。
さらに秋らしくするならば、かぼちゃペーストやさつまいものペーストに卵液を注いだプリンも美味しいですよ😄
この場合は、ラム酒を一匙加えると大人向けの風味になります。

レシピ本になくても、基本のカスタードプリンさえマスターすればオリジナルレシピが作りやすいのも、プリンの魅力。
気分転換などにおすすめですよ!


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