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SEOライターとクリエイター

なかなか面白い視点だったので、ご紹介をしたいと思います。

私が本業で書いているのは、SEO記事がメイン。というより、今まで受注したライティング案件は、ほぼ100%SEO記事でしょう。
ただし、noteで発表している作品は、エッセイや小説、俳句などクリエイティブ要素もかなり強めです。

建前としては、一応どちらも手掛けていることになります。
ちなみに、SEO記事とクリエイティブ作品を両方やる身としては、そもそもの思考回路が違うというのが、正直な感想でしょうか。

久保田さんの仰るように、SEO記事では「広告的」「戦略的」な分析・視点が必要で、最近は構成から作る記事も手掛ける私としては、久保田さんのご意見は、非常に頷けるものがありました。
自分が書きたい要素なども多少は含まれるものの、SEO記事の基本は「読者のニーズに応えること」。
そのために、あーでもないこーでもないと分析やリサーチを繰り返して、その結果に基づいて記事を書くわけです。
それが「クリエイティブな作品か?」と問われると、ちょっと違うかなあ?
読者の目を気にしている時点で、マーケティングの要素が強めですし。

実際に、過去には構成を提示されてライターは記事を書くだけという案件を受けていたこともあります。その際に、「こんなにネガティブワードを盛り込めば、読者は離脱するよなぁ」という記事を書いていたこともありました。
一応仕事なので渋々書くのですけれど、ライター視点から見ても、明らかに構成の作成段階でのミス。
「クリエイティブ作品」なら許容されるかもしれませんが、SEO記事としては、ダメだったでしょうね。

共通要素

ただし、「クリエイティブ作品」「SEO記事」どちらにも共通する要素もあります。
それは、長文の作品を作り上げる際の手順。
SEO記事の場合、

1.KWの提示
2.Googleトップ10のリサーチ
3.サジェストワード、共起語のリサーチ
4.2.3を基にした構成作り
5.リサーチ
6.執筆
7.推敲・提出

という手順で進めますが、4の構成づくりは、小説でも「プロットの作成」という形で取り組みます。後の流れも、似ているのではないでしょうか。
プロットを作らない方もいらっしゃいますが、それができるのはよほどの上級者かもしれません。
特に長編は、プロットを組まないとストーリーが破綻しかねないですしね。

そして、SEO記事になくて小説特有の作業として入るのが、「登場人物の心情の分析」でしょうか。
普段はSEOライティングを手掛けていることもあり、なおさら気になるのかもしれません。他の人の小説を読んでいて感情移入できない場合、やはり、心情描写が甘いと感じることが多いのは、気のせいではないでしょうね。

また、「できれば少し寝かせて読み返してみること」というのも、両者の共通事項。
これは「客観的の担保」として重要な作業で、文章を書く際の共通ルールではないでしょうか。

求められる役割の違い

結局のところ、SEO記事とクリエイティブ作品では、それぞれに求められる役割が違うというのが、私の結論です。
SEO記事で「独善的」な視点はNGですし、逆に「SEOの手法に満ちたクリエイティブ作品」も、本音を言えばあまり読みたくない(苦笑)。
ただし、クリエイティブ作品でも高く評価される作品は、やはり「これは売れるよなあ」という要素が含まれていることも多く、そこはマーケティングの視点も絡んできます。

ですが、noteでそこまで求めること自体が、野暮なのかもしれません。
「noteは楽しく」がモットーの人なので(笑)。

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