室戸岬　天の川

高知県の東、高知市内からでも２時間かかる有名な岬。
道中の道のりは、ずっと海岸線の一本道。
海風を感じつつ、まったりと流れる時間を感じながら走ると、室戸岬は後10kmくらいのところでようやく見え始める。

室戸岬山頂に登る道路が山肌にウネウネと建っているのが遠くからでもはっきりとわかる。
夜に行けば、室戸岬灯台の力強い光線が見える。

ゴロゴロした石が地面に敷き詰まっていて、迫力ある大きな岩は隆起した様子がみて取れる。

そこだけ異空間のような感覚に陥る。

人里離れた海岸で、光害の影響はほとんどない。
目の前には轟音を立てている荒波。
夜の海に引き込まれそうになりながら撮影した。

海岸線には隆起して作りあげられた不思議な形の岩々。
その奥の空には肉眼でも天の川が見えた。

真っ暗な環境で、誰もいない場所で、自然と向き合いながら静かにシャッターを切る。
最高の時間を過ごす深夜3時。

遊歩道沿いに咲く花たちと。
月が登ってきても天の川はまだ見えていた。

ここは何度も通っているけれど、毎回違う表情を見せてくれる。

一番好きな場所。