辞めた会社への恩義の返し方
奇遇なことに自分が会社を辞めると時を同じくして、唯一追っかけているインフルエンサーが会社を去った。
昨日投稿したnoteに事の発端は触れているのだけれども、自分の考えとあまりにリンクしているので、その辺りをまとめたいと思う。
西野さんと吉本興業さんの場合
キングコング西野亮廣さんは、お笑い芸人というよりかは既に実業家で様々なプロジェクトを抱えているが、吉本興業側のマネジメントがその活動のスピードについて行けなかった。
数年がかりでやっている活動が多い中、短いスパンで吉本興業のマネージャが交代する仕組みが追いつかなかった。
その結果、当初から関わっているプロジェクトメンバーとの温度差が生まれ、次第に差が大きくなり、不都合が目立つという構図だ。
吉本興業は元々お笑い芸人やタレントのマネジメントなので、この仕組みで不都合がなかったようなのだが、もはやタレントの域を超えた実業家の西野さん。マネジメント契約を吉本興業側に任せるメリットがお互いにないとし、今回の結論に至ったようだ。
ただ、今後も西野さん側のコンテンツやIPを使って提携する方向で話が進んでいるようで、吉本興業への恩義を多大に感じることができる。
ぼくの場合と、辞めた会社への恩義について
時を同じくして僕も会社を辞めた。
西野さんの一件が、タイミング的にも奇遇でもあるし、感情的にも近しいところがあって非常に参考になった。
重なったのは、会社への恩義を返したいという部分。在籍したその期間、少なからず会社側のマネジメントで自分は楽をさせてもらったし、独立するとなればほとんどの作業を自分、または自分の会社側で費用をかけて行う必要がある。
それまでは別の経営者とその組織の工数として実施していたそれらの作業だったのだから、そこには多大な恩義を感じる。
こちらが迷惑をかけた分もあるし、向こうも至らぬ点があったとしても、互いに互いのために働いた、という事実は消えない。
僕がどれだけ会社にとって存在意義があったのだとしても、存在意義を発揮する基盤を作ったのは会社組織側である。僕が経営者でない限りは、この関係は絶対的で、そこには役割が明確にあった。
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