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【第二章③温泉の効果(現実逃避癒し効果)】最もリラックスできる3つの環境とは!?

転地効果「第二章③」→現実逃避癒し効果

コメント 2020-05-17 133245

第二章①、②に続いて最後の温泉の効果です。

みなさんは何を一番に求めて温泉に行きますか??

もちろん、温泉で療養したい人も中にはいると思いますが、圧倒的な理由として「癒し」です。

日本人は定期的に日常生活を離れ、「ストレス解消」のため環境に恵まれた温泉に行きたくなるものです。

なので、温泉旅館や温泉ホテルはそのような望みに応えるために可能な限り徹底的に癒しを追究した浴場を提供しています。

この温泉による癒しはちゃんとした効果が名づけられており「転地効果」、あるいは「心理効果」といったりもします。

転地効果は5~6日で活発になり、1か月過ぎると薄れていきます。数日は持続するんですね!!

じっくり転地効果やその他温泉の効果で免疫高めたい!という方がいれば、温泉宿に「日帰り」ではなく1泊二日でもいいので「滞在」をオススメします。

環境に恵まれた温泉地へ行くと、人間の脳の五感が刺激されます。

五感とは「視覚、嗅覚、触覚、味覚、聴覚」を指します。

例として、視覚は「絶景や森林、海を眺めること」など、嗅覚は「温泉の硫黄の香りや湯けむり、檜風呂のヒノキの香り」など。

触覚は「湯のとろみや、湯けむり」など、味覚は「飲泉可の湯」「温泉旅館のお食事」など。

聴覚は「川の流れや海の音、森林が風で揺れる音、鳥の音、湯口から湯が流れる音」など。挙げればきりがないかもしれません。

これらの五感が刺激されると、脳内のホルモンを調節する内分泌系や呼吸、消化といった生命維持活動をつかさどる自律神経の中枢にスイッチが入り、ストレス解消や精神疲労、体調不良に効果を発揮します。

その中でも特に効果を発揮する環境が「①海②森林③避暑地」です。

①海

海は波の音の「1/fのゆらぎ」が心揺らすと同時に、潮風に含まれる「海塩粒子」が身体を活性化させます。

※桜島シーサイドホテル(鹿児島市街地温泉)
鹿児島県の活火山である桜島にある九州八十八湯にも指定されている温泉ホテル。混浴のオーシャンビュー露天風呂ではさえぎるものがない絶景で、海水のような濃い塩成分を含んだエメラルドグリーンの湯はとてもきれいで保温効果もばっちりです。

②森林

標高300~800mの森林の多い場所が癒し効果が高いとされています。森林浴は木から出る成分の「フィトンチッド効果」により心と身体が癒されるので、温泉と合わせると一石二鳥です。

※こまゆりの里(平家平温泉)
栃木県の奥日光温泉方面にある日本秘湯を守る会会員宿にある温泉。濃厚な硫黄泉に加えて森に囲まれ、奥日光の高台からの眺めも最高な露天風呂が特徴的です。

③避暑地

夏の暑い日に避暑地の温泉へ行くと、「避暑によるさわやかさ」でリラックス効果が期待できます。

※明賀屋本館(塩原温泉)
栃木県の那須塩原市にある塩原温泉の老舗温泉旅館。ぎしぎし音を立てて下る階段の先にはレトロで風情たっぷりの露天風呂があり、すぐ隣は川が流れており、リラックスと森による日陰を維持しながら入浴できます。冬場の雪景色がとてもきれいです。

きっとみなさんは「転地効果」を目当てに温泉へ行く人が大半だと思います。

私もそうです笑

極端に言えば環境に恵まれた温泉地へ行けば、温泉に入らなくても癒し効果は得ることが出来るということです!!

その他の温泉の効果としては、温泉成分による「薬理効果」や水圧による天然マッサージの役割を持つ「水圧効果」などありますが、本章では代表的な「温熱効果、浮力効果、転地効果」を説明してきました。

次回は第三章、どんな泉質の湯が好きですか??温泉の泉質について紹介していきます。


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