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『人生を変える』ための5つのキーワード

「人生変えたい」
「もっと結果を出したい」
「もっと充実した人生を送りたい」
・・・

そう考えている人は少なくないかと思います。
しかしその中でどれだけの人が行動に移せているか。
これは多くの人が抱える共通の課題ではないでしょうか?

人の意識は『顕在意識』『潜在意識』に分かれており、
顕在意識とは、簡単に言うと自分で意識できるもの。
潜在意識とは、いわゆる無意識の部分です。

そしてこれらが意識全体を占める比率は

顕在意識:潜在意識=3:97

と言われています。

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つまり人は
「何かを変えよう!」
と思った3%の顕在意識に対して、97%の潜在意識によって行動に制限をかけられているわけなんです。

すなわち行動を変えるためには潜在意識レベルで思考を変える必要があるということです。

そこで今回は、
潜在意識を変える上でまずはマインドセットが必要になってくるんですが、そのマインドセットをするにあたり、キーワードを5つお伝えしていこうと思います。


①ゴール設定

まず始めにゴール設定が何よりも必要なわけですが、ゴールを設定する上で大事なことが3つあります。

・「want to」である
これはあなたがやらされていることややらなければいけないことではなく、心の底から本当にやりたいことであること、ということです。
これはゴールを設定していく中で大前提となる考え方です。

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・複数設定する
ゴールを複数設定することによってゴールに対して臨場感を持つことができます。

ゴールにいる自分はどんな仕事をしているのか
どれだけのお金を持っているのか
どんな人間関係を築いているのか

など、理想をよりリアルにイメージすることが大切になってきます。

バランスホイール


・現状の外側である
現状の外側とは、考えると怖くなったり、人が止めてくるようなことです。

今自分で考えて思い付く「頑張ればできそう」というような目標は、ただの現状の延長線上にあるもの、つまり理想の現状というわけです。

ゴールをそこではなく、現状では考えられないような場所に設定することができるかどうかで人の行動が変わります。

現状の外側


②エフィカシー

エフィカシーとは、ゴール達成能力の自己評価です。

ワンピースのルフィーって

「俺は海賊王になる男だ」

って言ってますよね?

ルフィ

これがまさにエフィカシーが高いという状態で、
目標に対してなんの根拠もないけど自信に満ち溢れているということが大切なんです。

エフィカシー


この「エフィカシー」が未来に対しての自己評価であるのとは反対に、過去から現在に対しての評価に「コンフィデンス」「エスティーム」というものがあります。

「コンフィデンス」とは自分が持っている能力の自信です。
例えば、「自分は野球が上手い」とか「足が速い」というようなものです。
もちろん自分の能力に自信を持つことはいいことですが、この場合、自分よりも優れた人が現れると自信を無くしてしまうこともあります。

コンフィデンス


加えて、「エスティーム」とはポジションの自己評価です。
現在の役職や年収のようなものに対する評価で、自分は役員なのか平社員なのか、はたまたフリーターなのか。年収は1億なのか、200万以下なのか。というようなポジションによって評価が変わります。

エスティーム


これらのように、過去から現在に対しての評価には他者が介入してくるのに対し、まだ起こっていない未来の評価には他者が介入することは出来ません。


③RASとスコトーマ

RASとは「Reticular Activating System」の略で、日本語では網様体賦活系といいます。

これは何かというと、
まず人間は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感で知覚します。

五感

そしてこの五感によって脳は一日に莫大な量の情報を入力します。

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しかしその全ての情報を処理しようと思うと限界があるため、脳が勝手にその人に必要な情報だけを伝達するような仕組みになっています。
このような脳の機能をRASといい、いわば脳のフィルターのようなものです。

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例えば、
「この車が欲しい!」
と思った日から街中にそれと同じ車が走っているのを見かけることが多くなったりしたことはありませんか?

これはその車自体が増えたわけではなく、脳が必要な情報として処理するようになったからというわけです。
このような状態を「RASが発火した状態」と言います。

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逆に、それまではその車を目にしていたはずなのに、脳が不必要な情報と判断しRASが発火しなかったため認識することがなかった、つまり盲点になっていたというわけです。
そしてこの盲点のことを「スコトーマ」と言います。
つまりRASが発火していない部分はすべてスコトーマであるということです。

スコトーマ


④セルフトーク

人間の認知処理は、言葉から思考、そして人格の順番で動いています。
すなわち言葉がその人の人格を形成するということです。

認知処理

あなたは今までで誰の言葉を一番聞いていると思いますか?

そう、自分の言葉ですよね?

なのでネガティブな言葉を使っていればネガティブな人格になるし、ポジティブな言葉を使っていればポジティブな人格になるというわけです。
自己否定せず前向きな言葉を使うことを常に意識しましょう。


⑤コンフォートゾーンとホメオスタシス

人が行動できない一番の原因がこのコンフォートゾーンとホメオスタシスというものです。

人間は常に体温を36度程度に保っていますよね?
このように一定の安定した状態に維持する機能のことをコンフォートゾーンと呼び、安心領域という意味になります。

例えば、サウナで汗をかくのは、上がった体温を汗で下げようとしていたり、逆に寒いところで体がブルブルッと震えるのは、血流を良くして下がった体温を上げようとしているわけなんですが、
このように生命を維持するために体温をコンフォートゾーンである36度程度に保つようにする働きをホメオスタシスと言います。

ホメオスタシス


そして厄介なのが、このホメオスタシスはマインドにも同じ作用を起こします。

あなたがいきなり1000人の大衆の前に連れて行かれ、ここで演説をしろと言われたら緊張して足が震えますよね?
これはコンフォートゾーンの外側だからです。

コンフォートゾーン

そしてそのような状況になると上手くいかないのは、コンフォートゾーンに戻そうとするホメオスタシスが働いているからということです。

フィードバック

つまり、人が慣れないことをすると、ホメオスタシスの働きによってコンフォートゾーンである現状に引き戻されるということです。
これがいわゆる「三日坊主」の原因となります。

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しかし実はここに突破口があります。

ホメオスタシスは必ずコンフォートゾーンに対して作用するので、コンフォートゾーンをゴール側にずらすことができれば、ゴールに向かってホメオスタシスが働き、自然とゴール側に引っ張られるような行動を取るようになるというわけです。

名称未設定 1


ではどのようにコンフォートゾーンをゴール側にずらすのか。

それは、

コンフォートゾーンは臨場感のあるほうに形成される。

ということを理解しておく必要があります。


まとめ

つまり上記をまとめると、

あなたが心の底からやりたいことをゴールとして現状の外側に複数設定することで、ゴールの臨場感が増し、今までのスコトーマが外れ、ゴール達成に必要な情報に対してRASが発火し脳が勝手に処理するようになります。
そして、「自分ならできる」「自分は~になる人間だ」とポジティブなセルフトークをすることによって思考を変え、人格を形成していきエフィカシーを高め、現状よりもゴール側に臨場感を感じることができればコンフォートゾーンが現状の外側に移り、ホメオスタシスの力によってゴールに対してフィードバックがかかり、努力せずとも無意識的にゴールに引っ張られるような行動を自らが取っていくようになり、ゴールを達成させるということです。

しかしみなさんも感じていると思いますが、これは簡単なことではありません。
「人生を変える」ということはそれだけ覚悟がいります。
逆を言えば、覚悟を決めさえすればあなたの人生もより豊かなものにきっとなります。


やるかやらないか。

あなたの人生のハンドルを握るのは『あなた』です。


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