Expo2025 大阪・関西万博を調べてみた
2025年に国際博覧会が、大阪の夢洲(ゆめしま)で開催されます。
実施期間は4月13日〜10月13日の184日間で、2820万人の来場者を予定しており、日本では2005年に開催された愛・地球博に続き、20年ぶりに開催される国際博覧会です。
日本で初めて開催された万博は、1970年の大阪万博で、今回は6回目の開催で、150ヵ国の参加が見込まれています。
大阪・関西万博の顔として、万博の魅力を伝える「アンバサダー」は、ダウンタウンなど、有名どころが名を連ねています。
【アンバサダー】
・コブクロ (ミュージシャン)
・佐渡 裕 (指揮者)
・ダウンタウン (タレント)
・宝塚歌劇団 (エンタ-テインメント)
・松本 幸四郎 (歌舞伎役者)
・山中 伸弥 (京都大学iPS細胞研究所所長)
「万博」とは、世界中からたくさんの人やモノが集まるイベントで、地球規模のさまざまな課題に取り組むために、世界各地の英知が集まる場です。
今回の大阪・関西万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」で、人工知能(AI)や仮想現実(VR)などを体験できる「最先端技術の実験場」にするコンセプトを掲げています。
大阪・関西万博の開催目的
大阪・関西万博は、2015年9月に国連本部で開催された「国連持続可能な開発サミット」において、 持続可能な開発目標として17の目標を掲げたSDGsが達成された社会をめざす為に開催します。
SDGs(持続可能な開発目標)達成の目標年である2030年まで残り5年となる2025年は、実現に向けた取り組みを加速するのに極めて重要な年です。
政府は大阪・関西万博の経済効果を約2兆円と試算し、20年東京五輪・パラリンピック後の日本の景気浮揚策に位置付けていますが、コロナ禍で目論見通りいくかどうかは不透明です。
大阪府・市は万博に合わせて、会場となる夢洲(ゆめしま)でカジノを含む統合型リゾート(IR)の開業も目指しており、今後、地下鉄延伸や湾岸エリアの再開発などインフラ整備が加速しそうです。
カジノ建設に対しては、「税収が増える」「治安が悪くなる」など賛否両論ですが、個人的には、大阪が競争力のある国際都市として発展する良い機会だと捉えています。
教育プログラム「ジュニアEXPO」開催
私は知らなかったのですが、教育プログラムの授業を通じて、子どもたちが学んだ成果を発表する場として、2021年2月と3月に、ジュニアEXPOが開催されたようです。
ジュニアEXPOとは、これからの未来を担う子どもたちが、開催前から大阪・関西万博に向けた取り組みに参加し、SDGsについて学び、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」のためのアイデアを考えてもらうとともに、
2025年には実際に万博会場へ行きたくなるよう、興味・関心を高めてもらうことを目的として、大阪府内の小学校及び中学校を対象に2020年10月から実施してきたものです。
各校の生徒たちが行ったプレゼンテーションでは、身近に存在する社会課題をテーマとしたものから、世界が抱える課題の解決を考えるものまで、グループで考えた様々なアイデアが発表されました。
✅空き家をコミュニティスペースなどの活動場所として活用するためのアイデア
✅制服制度をなくすことで学校における男女差別や個性を尊重する提案
✅SDGsの課題をゲーム化しポイントが貯まる仕組みを取り入れて課題解決をはかる「世界を救うゲーム」
【発表例】
SDGsの17項目はどれも重要ですが、私が最も関心を持っているのが「気候変動に具体的な対策を」の環境問題です。
今年の8月は、日本列島に前線が居座った影響で、河川の氾濫や土砂災害が多発しています。
地球温暖化は私たちの生活を脅かしており、対策を急がなければなりません。
大阪・関西万博を機会に、私もSDGsについて子供と一緒に学び、自分たちにできることは何かを考えたいと思います。
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