見出し画像

カフェで見た"ママだけが幼児をあやす"違和感

先日カフェに行くと、幼児を連れた3組のファミリーが、別々の場所でくつろいでいました。

どの幼児も1歳未満だったのですが、突然一人が グズリ始め、他の二人も連鎖反応し、三人が一斉に"泣きの大合唱"を始めたのです。

すぐに3組ともママが立ち上がって幼児をあやしたのですが、
私は、「何で3組ともママなの?」と疑問に思いました。

パパの育児休暇も徐々に浸透し始めている昨今、育児に参加しているはずのパパがスマホを見たまま座っており、ママだけが幼児を抱いている姿には、違和感しか感じませんでした。

「仕事はパパ」、「子育てはママ」といった分業制はとうの昔に終わっているはずなので、このような光景を見ると、「まだ分業制が続いているのかな?」とタイムスリップしたような気持ちになります。

おそらく、公共の場で皆に迷惑がかからないように、"子供をあやし慣れたママの方が早く泣き止む"という判断だと思うのですが、「俺に任せて!」とパパに頑張って欲しかった。

そして、チャレンジした後に、「ゴメン、やっぱり泣き止まないからママお願い!」とやってくれると、見ている私もスッキリしたと思います。

毎日のように子供を抱いていると "慢性の肩こりや腰痛" に悩まされます。
育児中は多くのママが、肩こりや腰痛持ちだと思いますので、休日くらいは、力のあるパパにカッコいいところを見せて欲しいですよね。

画像1

同じような光景を近所のスーパーでも見かけました。

ママが抱っこひもで幼児を抱きながら、買い物袋も持っている横で、何も持っていないパパ。
思わず、「おーい、なんで何も持ってへんねん!」とツッコミそうになります。

最近は"イクメン"という言葉が陳腐化するほど、男性の育児参加が当たり前になっていますが、なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?

これは私の推測ですが、まだ一部では「分業制」が根強く残っているのではないかと。

特にママが専業主婦だと、パパは「育児を手伝う」というスタンスになり、育児にあまり参加してないように見えるのではないかと。

しかし私の経験上、仕事よりも子育ての方がずっと大変です。
乳幼児だと24時間365日休む暇なしで、育児ノイローゼになる人もいるくらいです。

そういう意味では、「育児を手伝う」というスタンスは揉め事の原因ともなり、賢明なやり方ではありません。

ウチは分業制かも?と思ったママさんは、こちらの記事を参考にしてみてください。


内閣府の調査によると、配偶者との家事・育児の分担割合は、「夫1割、妻9割」という回答者が31.6%で最も多く、次いで「夫2割、妻8割」が24.0%です。
夫はまったく家事・育児の分担をしないという「夫0割、妻10割」も9.6%あり、
日本は世界一「夫が家事をしない国」とも言われています。

日本の男性の家事・育児時間が短いのは、仕事時間が長いのも一つの要因ですが、近年では日本企業も、「長時間労働の是正」「年次有給休暇取得促進」「働きがいのある職場環境を整備する」ことが求められており、労働時間としては減少傾向にあるようです。

子育て中のパパが、仕事を定時に切り上げて、家事・育児の時間を出来るだけ取るようになれば、「世界一家事をしない国」という不名誉も挽回できるかもしれませんね。






この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?