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【コラム】異文化って、いい文化🇯🇵🇮🇩🇹🇭🇮🇳

前回投稿した、「東北高度外国人材活躍推進コンソーシアム」に参加した際、やはり大きなキーワードとして挙げられていたのが「異文化」です。

「異文化理解」って言葉にするとたった一言ですが、本当にそれを極めようとすると難しくて、100%理解し合うことは無理なのだろうと思います。

勉強でもビジネスでも、恋愛でも何でもそうですが・・・
「上手くやる人」って100%を目指さない人で、
「上手くやれない人」は100%を目指す人ってよく言われます。

100%を目指すことに重きを置かないから、フットワーク軽く行動し、何にでも挑戦してみる。
だから「当たる率」も必然的に上がって、結果、上手くいく。

100%を目指しちゃう人は、「とりあえず様子見てみるわ〜」が口癖になりがち。笑
もちろん見てるだけでは上手くいかないし、そもそも見計らっている「いいタイミング」は滅多に訪れない。

ジャンルは違えど、「異文化理解」も同じで、100%を目指す必要なんてないと私は思うのです。
だって・・・無理じゃないですか?笑

友人・家族・パートナー・仲間…あと何だ?
まぁ、いわゆる「近しい関係」の人とだって、100%分かり合えないのに、それまで過ごしてきた全てが違う人の文化を100%理解しようなんて💦笑

じゃあ、だからと言って何もしないのか?
それも違います。

私が提供するプログラムの中でも、
「相手を自分の文化に「当てはめる」のではなく、「馴染ませる」ことが大切」
だと伝えています。

相手に選択権を与え、それを尊重することが大前提となる「馴染ませる」には、そもそも相手の文化を知り、その特色を分かった上で、自国(我々)の文化に融合させる観点が必要になります。

それには、やはり、相手を知ることが大切!
そして、それに対して行動することが何よりも大切!

前回投稿した内容でも出した、インドネシア出身の元留学生の女性。
彼女は今でも仙台市内に住み、在仙の企業に就職して働いています。

住みやすさ、人の温かさなども仙台を選んだ理由ではあるそうですが、それ以上に「仙台にはモスクがある」という理由が大きいことには、私も驚きを感じました。

彼女はイスラム教を信仰し、普段から「ジルバッブ(インドネシア語)」や「ヒジャブ(アラビア語)」と呼ばれるスカーフのような布を身にまとっています。

恐らく、毎日5回の祈りを捧げる時間も大切にしていることでしょう。

今の職場では、そのような日本人との「違い」に恐縮しなければならない空気感が全くないのが、大きな魅力の一つだと話して下さいました。

「飲み会には参加できないけど、その代わり、カフェで同僚とお茶する時間が大好き!」

お互いに100%の理解ではないかも知れませんが、その場でお互いができる歩み寄りや行動から親睦を深めて、良好な関係を築いているのが素晴らしいですよね✨

別の企業様の例では、外国人従業員の文化を尊重しながら、日本の労働環境に馴染んでもらう為に、会議室の1つを「礼拝室(Prayer room)」として、従業員に提供しているのだそうです。

相手の「大切」にしていることを大切にする。
それには、相手の「大切」なことを知らなければ、大切にもできない。

相手の「大切」なことを大切にする姿勢が伝われば、
その人も我々の「大切」にしたいことを快く大切にしてくれる。

組織を良くしたいのなら、まずはその組織に属する人の満足度を上げる。
それが結果的に、生産性の向上や離職率の低下にも繋がるのです。

地方企業でのこうゆう取り組みが、
「すごい〜」から「当たり前〜」になることが理想。
まずは、手に取りやすい「知る」きっかけをもっと提供できるように頑張ろう!とやる気スイッチが入りました❤️‍🔥

新たな可能性に繋がる「異文化」って、本当に「いい文化」だな〜✨



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